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ラップ作品に映える華のある歌声を武器にフィーチャリング・アーティストとして名を馳せ、大ヒット曲『Foolish』で一躍スターダムへのし上がったThe Inc.の歌姫、Ashantiの3rdアルバム『Concrete Rose』を紹介。冒頭からなんですが、このアルバム・・・悪くはないんだけど正直マンネリ感は否めません。

まずこれまでのアルバムに収録されていた『Foolish』や『Rock Wit U(Awww Baby)』のような一撃必殺の楽曲も見当たりません。先述したとおり決して悪くはないんですよ。なかなかいいと思います。でもすべてが及第点止まりなんだよなぁ…。Ashantiの大切にしているファミリー(The Inc.)の結束もいいことだとは思うけど(Irv Gottiに拘束されてる?)、ここまできたら外部の人材も招かないと競争の激しい音楽シーンではこの先、生きていけないと思いますね。

その中でも一応注目曲を挙げると、ダークで重いビートの利いたトラックに乗せAshantiが愛する人への思いを熱く歌う『Only U』、存在感のあるトラックに負けじと麗しい歌声を乗せる『Focus』、しっとりと歌いかける味わい深い好ミッド・ナンバー『Don't Let Them』のシングル2曲はそこそこ?いい感じですかね。

他も、ライバル的存在であるBeyonce率いるガールズ・グループDestiny's Childに負けじと人気者ラッパーT.I.を客演に招いた爽やかで美しい好曲『Still Down』、Seven Aureliusプロデュースの可愛くて心地いい気だるさに包まれる『Love Again』、ナヨ声男性R&BシンガーLloydをフィーチャーしたメロディアスなナンバー『Take Me Tonight』、HIP HOP SOULっぽいノリがいい『U』、前2作の流れをくんだような彼女らしいナンバー『Every Lil' Thing』、相性のいいレーベル・メイトJa Ruleをフィーチャーしたパーティー・チューン『Turn It Up』、Ashantiの美しい歌声の魅力が存分に活かされた美バラード『So Hot』、プロデューサー7 Aureliusが客演でも参加した『Don't Leave Me Alone』、自身も参加したJa Ruleのヒット曲のリミックス『Wouderful(REMIX)』(R. Kellyも参加)、艶っぽい色気を醸し出した美麗なナンバー『Spend The Night』など、なかなか素晴らしい楽曲もあったりします。

ちょっと前まではリリース時期が重なるせいかBeyonceの良きライバルみたいな感じでよく比較されていましたが、これはちょっと溝を開けられたかもしれませんね。ある意味次回作が今後音楽シーンで生き残れるかどうかの勝負になるような気がします。次回作は外部の人間にも曲依頼して、彼氏であるNellyをフィーチャーした曲でも収録して起死回生を狙って下さい。