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いまや数少ない…というか絶滅状態といっても過言ではない女性R&Bグループ・シーンの最高峰的存在Destiny's Childの4thアルバム『Destiny Fulfilled』について。Beyonceのソロ・アルバムが予想に反して落ち着いた曲が多かったのでまさかと思いましたが、彼女の母体であるDestiny's Childも同じ路線できましたね。個人的に聴かせるアルバムは大好きなんで大歓迎ですが(そういえばUsherのアルバムも意外にも落ち着いた曲が多かったですよね)。

今回は今までのBeyonce一人勝ち状態とは違い、Beyonceが一歩引いた位置で、あとのKellyとMichelleがBeyonceに負けず劣らず出番を与えてもらってるといった印象。Beyonceなりに気を使ったんでしょうか。

おすすめ曲&シングル曲は、先行シングルにも選ばれたRodney Jerkins & Beyonce手掛けるマーチングバンド系の斬新なアップ『Lose My Breath』、多くのアーティストから引っぱりダコの人気者T.I.とLil Wayneを客演に招いたサウス色を前面に押し出した2ndシングル『Soldier』、Rodney JerkinsとBeyonceプロデュースの男性への愛をしっとり歌った胸キュン・ナンバー『Cater 2 U』、9th WonderとBeyonceによる女性ならではの美しい好ナンバー『Girl』など。

他も、Beyonceの縦横無尽に行き来するヴォーカルに心を射抜かれる『T-Shirt』、9th WonderとBeyonce提供の古き良き時代の香り漂う好バラード『Is She The Reason』、Bryan Michael CoxプロデュースでKellyの歌声が堪能できる『Bad Habit』、Rockwilder仕事によるTweetの世界に近いものを感じる美しいスロウ・ジャム『If』、気心の知れたメンバーならではの壮美なコーラスが堪能できる『Free』、Mario Winans & Beyonceプロデュースの硬質なビートが炸裂してるんだけど切なさ漂う『Through With Love』、Michelleの兄Erron Williamsがプロデュースした愛にあふれた『Love』、Rodney Jerkins仕事によるミッド『Gots My Own』、しっとりとしたトラックに合わせソフトに歌う『Game Over』、そしてラストの『Why You Actin'』と、メンバー全員が歌えることを証明した大傑作に仕上がっています。

ただ今までの"Destiny's Childはトレンドセッター"ってイメージで新たな流行を求めて食いつくと、そういう曲は『Lose My Breath』1曲くらいなんで失敗って事になるかも・・・。それにしても今回も完成度高いですよね〜。大人の女性に成長した3人にピッタリの内容って感じですね。聴くたびに楽曲の良さが増す・・というか聴くたびに好きな曲が増えていきます。曲もいいし、歌唱力も文句なし。間違いなく必聴盤です。