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魂で歌う女性R&Bシンガー"Queen Of Hip Hop Soul"こと、Mary J. Bligeのオリジナル・アルバム6枚目『Love & Life』について。Mary J. Bligeといえば彼女の歌う"悲しみ"や"苦しみ"、"痛み"に共感し支持するファンが多いと思うんだけど、今回はアルバム・タイトルからも分かるとおり、"幸せ"や"愛"について歌った曲が大半をしめています。ちょっと意外な感じもするけど、こういうQueen Of Hip Hop Soulもありですよね。

そんな新生Mary J. Bligeとガッツリとタッグを組んだ相手は、なんとかつての相棒P.Diddy。P.Diddyといえば彼女の1stアルバム『What's The 411 ?』と2ndアルバム『My Life』に大幅に関与し、成功をもたらした敏腕プロデューサー。しかしP.Diddyが自身のレーベルから彼女のコピーといっても過言ではないような楽曲を与えFaith Evansをデビューさせたことが原因で絶縁状態に…。昔からのMary J. Bligeファンならば、この組み合わせをもう一度見てみたいと思ってた人も少なくないのではないでしょうか?もちろん俺はそう思っていた一人です。そんなP.Diddyが今回のアルバムのほとんどを手掛けており、出来に関しては賛否両論あるみたいですが、個人的には全然アリ・・・というか大好きな内容でした。

先行シングルでMethod Manをフィーチャーした"Hot Sex"使いのダンス・チューン『Love @ 1st Sight』、50 Cent率いるG-Unitが参加したREMIXも話題だった『Ooh!』、Dr.Dreプロデュースでフィメール・ラッパーEveが歯切れのいいラップでMary J. Bligeを援護射撃する『Not Today』、50 Cent客演の『Let Me Be The 1』、P.DiddyとJay-Zが登場するアルバム幕開け曲『Love & Life Intro』、美しい中にも存在感のあるビートを挿入した『Press On』みたいなHIP HOP好きに受けそうな曲もあれば、美麗でビートの利いたトラックをアツく乗りこなしてみせる『Don't Go』、Kanye Westっぽいトラックが印象的な好ミッド『When We』、流麗なトラックを従え愛する人への熱い思いを歌う『Willing & Waiting』、メランコリックな印象をうける哀愁系ミッド・ナンバー『Friends』、メロディアスで美しいミッド『Feel Like Makin Love』、アコースティック色の濃いトラックにMary J.ならではのヴォーカルが乗る好曲『It's A Warp』、夜をイメージさせるようなひんやりと心地いい『All My Love』のようなしっとり美しい曲も多数収録されており、1枚通して楽しめる良作に仕上がっています。

複数の大物プロデューサー達と共演するMary J. Bligeもいいけど、こうやって一人のプロデューサーとガッツリ作り上げた作品も味わい深くていいですね。やはり昔からお互いの事をよく知る"P.Diddy & Mary J. Blige"のコンビは最強でした。