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Britney SpearsやJustin Timberlakeらと同じミッキーマウスクラブ出身で、ついにアイドルという殻をぶち破り、音楽、ファッションともに素の自分を出したChristina Aguilera待望の2ndアルバム『Stripped』について。その圧倒的な歌唱力はデビュー当時からお墨付きですが、今回はメッセージ性が非常に強く、楽曲的に見ても1曲1曲が非常に濃厚でレベルの高い作品に仕上がっています。

この作品で一番の見所(聴き所!?)は何といってもあの才女Alicia Keysが楽曲提供している事でしょう。そのタイトルは『Impossible』で、Alicia KeysとChristina Aguileraという組み合わせだけでも十分ヨダレ物ですが、またこの曲がため息が出るほど素晴らしいんです。Alicia Keysの提供した楽曲はそう簡単には歌いこなせそうにないハイレベルな曲なのですが、さすがAguilera。パワフルな歌声で見事に自分のモノにしています。

シングル曲に目を向けてみると、アルバムの中で印象に残った曲は全部といっていいほどシングルカットされています。父親に対する思いを力強く歌うScott Storchプロデュースのロッキッシュなナンバー『Fighter』、Linda Perry手掛ける自分を誇ろうと歌う美しいバラード『Beautiful』、同じくAguileraのメッセージに勇気付けられるバラード『The Voice Within』、Scott Storch提供で個性派フィメール・ラッパーLil' Kimが力を貸す女性応援曲『Can't Hold Us Down』、先行シングルでRockwilderプロデュース&Redman客演の攻撃的なダンス・チューン『Dirrty』と、これでもかといわんばかりに良曲が網羅されています。

他では、Scott Storchプロデュースのジャジーで濃密なバラード『Walk Away』、同じくScott Storchが手掛けた声を張り上げている印象の強いAguileraがしっとり囁くように歌い上げる『Loving Me 4 Me』、ラテンの要素を含んだ情熱的なナンバー『Infatuation』、Aguileraの巧みなヴォーカル・センスが味わえる『Underappreciated』、Linda Perry作のラテン風ポップROCK?な『Make Over』、壮美な世界が広がる『Cruz』、妖艶なファルセットがスパイスになっている『Get Mine, Get Yours』、メランコリックな雰囲気漂う『I'm OK』、そしてアルバムのラストを飾るScott Storch関与の『Keep On Singin My Song』あたりもなかなか。

このイメージチェンジは大成功ですね。ここまで大幅に路線変更すると今までのファンが離れかねないと思うんだけど、それを恐れずに本当の自分を表現した彼女はさすが。歌の方もこの歳にして早くも貫禄が漂っているというか、凄みを増したような気がします。何年経っても繰り返し聴きたくなる・・・そんな傑作アルバムの誕生です。

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