ab8b4354

★NSYNCの顔的存在であるメンバーJustin Timberlakeのソロデビュー・アルバム『Justified』について。★NSYNCの時からTeddy Riley、She'kspere、The Neptunes、Brian Mcknightといった、R&B/HIP HOP勢から楽曲をプロデュースしてもらったり、人気ガールズ・グループTLCのLeft Eyeが客演してたりしていたので予測はしていましたが、まさかアルバムのほとんどをThe NeptunesとTimbalandが手掛ける事になるとは・・・。その出来はというと十分聴きごたえのある濃厚な1枚に仕上がっています。

プロデューサーごとに見ていくと、The Neptunesは先行シングルだったギター音のループが頭から離れないClipse客演の鬼カッコいいナンバー『Like I Love You』、PVのビートボックスが印象的だった軽快でノリのいいポップ・チューン『Rock Your Body』、Justinのヴォーカルと軽やかなトラックの融合感がなんともいえない中毒性がある快作『Senorita』、ストリングスが美しく響きわたるアコースティックなミッド『Take It From Here』、クールなトラックがカッコいい『Last Night』、心地いい気だるさが漂う『Let's Take A Ride』と手抜き曲は一切なし。

ではTimbalandの方はどうかというとこれまた力作揃いで、なかでもシングルに抜擢された『Cry Me A River』が素晴らしい!これはTimbalandワークスの中でもベスト3に入るんじゃないかってくらい上質で、その怪しい世界にハマり無意識でリピートボタンを押してしまいそうになる良曲。例の"ポロリ事件"のコンビでもあるJanet Jacksonがボーカルで参加した豪華極まりない要チェック曲『(And She Said)Take Me Now』、Timbalandの鼻歌が繰り返される『Right For Me』、Timbalandワールド炸裂の中東ピーヒャラ系『(Oh No)What You Got』も病み付き必至の出来です。

他ではThe Underdogsプロデュースのバラード『Still On My Brain』、Brian McKnight提供の『Never Again』もよかったです。

正直このアルバムを聴くまでは、"ボーイズバンド出身の白人アイドル"と拒否反応を示していました。実際、購入当初もその先入観はぬけず、素直に作品を評価することが出来ずにいました。でも今なら言えます。恐れ入りました。参りました。文句なくハイクオリティなアルバムになっております。

Thank you for your support!
 にほんブログ村 音楽ブログへ