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50 Cent率いるHIP HOP軍団G-UnitのメンバーLloyd Banksのデビュー・アルバム『The Hunger For More』について。今作を購入しようと思ったきっかけは、少し前にリリースされていたG-Unitのアルバム『Beg For Mercy』が期待通り良かったのと、G-Unitのカラーが色濃く出たK1 Milプロデュースの先行シングル『On Fire』にハマってしまったから。アルバムを聴くまではさほど期待もしていなかったのですが、聴いてみてあらビックリ。"50 Centにくっついてる金魚の糞"程度の存在にしか思ってなくてゴメンなさいと謝りたくなるくらいの力作に仕上がっていました。

一通り聴いてまず印象に残ったのは、奇天烈なサウンドを手掛けさせたら右に出る者はいないTimbalandがプロデュースした『I'm So Fly』。これは最高ですね。奇天烈度は低めだけど中毒性は危険なほど高めで、何度も繰り返し聴きたくなるような病み付き度高めの傑作ではないでしょうか。"Myお気に入りMD"では、同じくTimbalandが手掛けたBrandy『Who Is She 2 U』と繋げて聴いてます。

その他では、Eminem提供&参加で50 Cent、レイドバックした歌声を持つ唯一無二のシンガーNate Doggも力を貸す『Warrior Part2』もいいし、男性ボーカルがフックを歌う『Karma』なんてメロディアスすぎて昇天必至。R&B好きにはたまらない良曲ですね。あとEminemがプロデュースした『Til The End』もEminem色が色濃く出た好曲でなかなかいいです。

Tony Yayoが参加したスリリングなトラックが印象的な『Ain't No Click』(Mobb DeepのHavocプロデュース)、攻撃的なトラックとLloyd Banksの無機質なラップがカッコいい『Playboy』、ボソボソ歌うフックもある意味◎なタイトな1曲『Warrior』、重い中にもキャッチーさを兼ね備えた『If You So Gangsta』、50 CentとSnoop DoggをフィーチャーしたHi-Tekプロデュースのボソボソ曲『I Get High』、The Gameを客演に迎えた緊迫した空気に包まれる『When The Chips Are Down』、Baby Grandの手腕が光るネタ使い炸裂のソウルフル系『Die One Day』、Young Buckを迎え入れた雄度高めの『Work Magic』、G-Unitの一員らしくフックで下手うまな歌を披露する『South Side Story』あたりも捨てがたいですね。

歌モノ好きにもビビッとくるような楽曲が用意されていて、予想よりも聴きやすいアルバムに仕上がっていて嬉しいビックリでした。今の彼らの勢いをそのまま楽曲に落とし込んだようなアルバムに仕上がっており、早く2ndアルバムが聴きたいな〜と思わせてくれる好作品でした。

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