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最新アルバム『The Emancipation Of Mimi』が絶好調の歌姫Mariah Careyのオリジナル・アルバムとしては9枚目にあたる前作『Charmbracelet[Tour Edition]』について。ジャケ写を見てもらえば分かると思いますが、今回も通常盤を持っていながら後からリリースされた日本独自企画盤も買い足しました・・・。ホント最近こういう売り方が多くて出費がイタイです・・・。(涙)PV入りのDVD付きだけとかだったらパスするのですが、新曲やリミックスが収録されてると買わずにはいられないですよね。

今作の内容ですが、基本的には『The Emancipation Of Mimi』とそう変わらない、R&B/HIP HOP色強めのMariah Carey作品なのですが・・・ちょっと声が気になる。本人は「意識的に歌い方を変えてるのよ。うふふ」みたいなことを言ってましたが明らかにちょっと聴いてて苦しくなるような部分があります。

しかしアルバム全体で見ると良曲が多く嫌いじゃないです。チャート・アクションはいまいちだったけどJam & Lewisプロデュースの美しく陶酔度高めのバラード『Through The Rain』(15曲目にはJoeとKelly Priceを迎えた極上REMIXも収録)、"Cam'ronのカバー?それともREMIX?"と言いたくなるJust Blazeプロデュースの『Boy(I Need You)』、Mariah Careyとは長い付き合いのJermaine Dupri提供で語りでも参加したメロディアスな良曲『The One』も控えめな楽曲だけどなかなかいいですね。

大御所Jam & Lewisが手腕を発揮した純美なスロウジャム『Yours』、Just BlazeプロデュースでJay-ZとFreewayを引っぱり出した鬼キュート&鬼キャッチーな『You Got Me』、Andre Harris and Vidal Davis手掛けるアコースティックでじわじわ染みてくる『Crown』、Jermaine Dupriプロデュースのネタ使いが冴える好曲『You Had Your Chance』、Dre And Vidal作の美しいんだけど軽くピコピコしてるおもしろいナンバー『Lullaby』、"You Know How We Do It"使用でWest Side Connectionを招くという反則ギリギリなんだけど良曲な『Irresistible』、そしてこのアルバムの個人的目玉曲もJazzyなバンド音がとっても心地いい『Subtle Invitation』と、なんだかんだいいながらもアルバム全体の完成度は高いです。

そしてDisc2にはアルバム未収録だった新曲1曲と、Busta Rhymesとの大ヒット曲『I Know What You Want』、親友Da Bratとやった『Got A Thing 4 You』に、Jermain DupriがREMIXし直し巨漢ラッパーBone Crusherがいい味出してる好曲『The One(So So Def Remix)』を収録。あと、どうでもいいオマケ情報ですが、このアルバムの裏ジャケでMariah Careyが着ているピンクのサテン地の服と、Whitney Houstonが『Just Whitney...』で着ている黒の服は色違いです(マジでどうでもいいですね)。

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