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Missy ElliottプロデュースでChristina Aguilera、Lil' Kim、P!nkと大物揃いの『Lady Marmalade』にも抜擢され、女優としても大忙しの女性アーティストMyaの3rdアルバム『Moodring』について。Christina Milianと同じく、可愛くてスタイルもよく、そこそこ歌も上手くて曲にも恵まれているはずなのにいまいち大ブレイクしきれない感のあるMya・・・。2人とも日本ウケはいいのに、本国ではいまいちな印象がありますよね。

そんな彼女の本作は売れる売れないは別にして、アルバムの出来は前作に引き続き手抜きのないおもしろい作品に仕上がっているように思います。

まずはこのアルバムからの先行シングルでPVもカッコよかったMissy Elliottプロデュースの『My Love Is Like...Wo』、REMIXも激ヤバだったけどこちらも涼しげで甘い歌詞が印象的な個人的一押し曲『Fallen』と、シングル2曲はどちらも結構好みな感じで、俺の心は序盤で鷲掴みされちゃったわけですが…(笑)

他もみていきます。Rockwilderの手腕が光るビートの利いたエレクトロ系トラックが面白い『Why You Gotta Look So Good?』、Missy Elliott & Timbalandの手によるJustin Timberlakeが歌ってもおかしくないような要チェック曲『Step』、若かりし頃のJanet Jacksonの某曲に似てる『Sophisticated Lady』、Tricky Stewartプロデュースのドラマティックに鳴り響くピアノが印象的な『No Sleep Tonight』、重鎮Jam & Lewis提供のマッタリとしたスロウジャム『Anatomy 1 On 1』、MyaとDJ Clue?が共作した『Hurry Up』、"ダンスホール・レゲエ界の貴公子"Sean Paul客演のとても気持ちのいい病み付きダンスホール曲『Things Come & Go』、Myaの純美なハイトーン・ボイスをじっくり堪能することができるバラード『You』、ポジティブな詞が印象的な『After The Rain』、Jam & Lewisが実験的なナンバーを制作した『Late』、心の闇を取り去ってくれるような心地いいナンバー『Take A Picture』、Damon Elliott提供の非常に心地いい『Free Fallin'』、ボーナストラックの19曲目『Little Too Much』と、様々なタイプの楽曲がジャンルを飛び越えて収録されており、Myaの持つ魅力を多方面から引き出すことに成功した作品になっています。

がしかし。1曲だけ衝撃の問題作が収録されていてこのアルバムの足を引っ張っています…。その曲は13曲目の『Whatever Bitch』です。なんじゃこりゃ。「きっとドラッグクィーンは喜んでくれるでしょうね♪うふふ」なんて言ってる場合じゃないですよMyaさん。あまりにも趣味の悪い曲で気絶しそうでした…。

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