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現在シングル『Slow Down』がビルボードチャート16位(まだまだ上昇中)とヒットを記録している、個性派ラッパーLudacris率いるDTP所属の男性R&BシンガーBobby Valentinoのデビュー・アルバム『Bobby Valentino』について。ここ最近はMario、Frankie J、Omarionなど、男性シンガーが頑張ってますよね〜。今回紹介するBobby Valentinoは少年4人からなるヴォーカル・グループMistaの元メンバーで、このソロデビュー・アルバムでは美曲作りの達人Tim & Bobを大幅に起用し、Bobby Valentino独自の味を出すことに成功した作品に仕上がっています。

全体的にメロウで心地よい楽曲で埋め尽くされており、現在ヒット中のどこかオリエンタルな雰囲気漂う聴けば聴くほどハマっていく胸キュン先行シングル『Slow Down』(17曲目にREMIXも収録されています)、女性ボーカルをフィーチャーしたイントロにしておくのが勿体ないほどの良曲『Some Bobby』、Bobbyの兄貴的存在でもある南部を代表する個性派ラッパーLudacrisさえもBobby Valentino色に染め上げられてしまう尺八(?)っぽい音が印象的な幻想的ナンバー『Give Me A Chance』、じわじわ心の奥底に染み入ってくる『Never Lonely』、いい意味で女子十二楽坊みたいな(すごい例え)東洋系ともとれる異国の空気をかもし出す壮美なミッド・ナンバー『Tell Me』と、上手くいえないけど郷愁にかられるような音世界に心奪われるんですよね。

以降も注目曲多数で、アコースティックなトラックに乗せ切なく歌いかけるナイス・ミッド『My Angel(Never Leave You)』、メランコリックな雰囲気漂うしっとりとしたバラード『Want You To Know Me』、ハンドクラップを効果的にちりばめた『Gangsta Love』、スムージーでおもわず体が揺れるミッド・ダンサー『Come Touch Me』、アコースティックで哀愁を帯びた『I'll Forgive You』、潤いを含んだようなまったりとしたトラックをファルセットで甘く歌い通す『Love Dream』、嫌でも昇天させられる美バラード『Lights Down Low』、美しいメロディーラインを丁寧になぞり歌い上げる『One Girl To Love』と、これでもかとばかりに美しくも切ないメロウな楽曲のオンパレードで、確実に聴く者の心を鷲掴みにします。

JoeやCarl Thomasあたりが大好物な方にはたまらない1枚でしょうね。構えることなくまったりリラックスして聴けるアルバムに仕上がっており、自信をもっておすすめ出来る傑作になっています。