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ソロ・アーティストとして大活躍しているKandiの代わりに新メンバーを加えて再結成したとかしないとか・・・人気プロデューサー兼ラッパーのJermaine Dupri率いるレーベルSo So Def所属の女性R&BグループXscapeの3rdアルバム『Traces Of My Lipstick』について。ルックスではTLCやEn Vogueに劣るかもしれませんが、黒い歌唱力についてはかなり素晴らしいものを持っている彼女達。一般的には1stアルバムや2ndアルバムの方が名作という意見が多いのかもしれないけど、個人的にはこの3rdアルバムがハートに響くミッド〜バラードがたっぷり収録されてて1番のお気に入りです。

アルバムの半数は大物プロデューサー達が提供した美しいバラードで占められており、彼女達ならではの重厚なコーラスにノックアウトさせられる『All About Me Intro』で幕が開け、彼女達の親分Jermaine Dupriプロデュースで黒く分厚いコーラスが非常に美しい個人的おすすめ曲『My Little Secret』、なんとあの才能あるシンガー・ソングライターJoeが手掛けた儚くも美しいバラード『Softest Place On Earth』、Jermaine Dupriプロデュースで自身も得意の蛇ラップで参加したアップ『Do You Know』、上質な曲を作り続けるWarryn Campbell作のただただ聴き入るばかりの美メロ・バラード『One Of Those Love Songs』と、この時点ですでに「あっ、俺このアルバム好きだ」と思いました(早すぎ)。

以降も粒揃いで、ベタなバラードといえばこの人(失礼)Diane Warren提供の正統派スロウジャム『The Arms Of The One Who Loves You』、Jermaine Dupri手掛ける切ないメロディが胸に染みるミッド『I Will』、Daryl SimmonsとBabyfaceが共作した純美なナンバー『Your Eyes』、柔らかく包容力たっぷりのコーラスでしっとりソフトに歌いかける『All I Need』、ベテラン・アーティストKeith Sweatプロデュースで男性4人組コーラス・グループOl Skoolとデュエットした昇天必至(確実)の夢心地バラード『Am I Dreamin'』、Daryl Simmons仕事による『The Runaround』、アコースティック・ギターをバックに歌い上げる『Hold On』と、なんとも贅沢極まりない楽曲で埋め尽くされたアルバムになっております。

ガールズ・グループ不作の日々が続いていますが、彼女達の濃厚なアルバムを聴けば当分の間飢えはしのげますよ。このまま休止したままじゃ惜しい逸材なので、オリジナル・メンバーでの復活を希望です。

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