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R&B界を代表するアーティストR .Kellyと、HIP HOP界のトップに君臨するJay-Zが夢の共演を果たしたアルバム第一弾、『The Best Of Both World』について。今まで何度か共演したことのある二人ですが、やはり一番のキッカケはヒットを記録した『Fiesta(REMIX)』ではないでしょうか。あのケミストリーは半端なくよかったですよね。

まあ皆さんご存知とは思いますが、このアルバムはR .Kellyの例の騒動(ハレンチなビデオ流出)のせいでろくにプロモーション出来ず、次こそはとリリースされた2ndアルバム『Unfinished Business』も、今度は当人達の不仲が原因でこれまたろくなプロモーション活動が出来ず・・・。何なんでしょうかね、この2人。喧嘩するほど仲がいいっていうけど、彼らの場合は…。2人とも大人なんだから仕事は仕事と割り切ってうまくやってほしいものです。

いろいろといわく付きのアルバムではありますが、内容の方は当たり前ですが悪いはずはなく素晴らしい作品に仕上がっています。

ほとんどの楽曲をTrack MastersとR .Kellyが手掛けており、アルバムの幕開けを飾るに相応しいドラマティックなナンバー『The Best Of Both Worlds』、アコースティック・ギターの音が小気味よく鳴り響くトラックが印象的なモロR .Kellyな楽曲『Break Up To Make Up』、こちらもR .Kellyの個性が色濃く出た酔いしれる可能性大のメロウ・チューン『It Ain't Personal』、悲しげなギター音をバックにJay-ZとR .Kellyが好演する『The Streets』、Beanie Sigelを客演に招いたロッキッシュな好アップ『Green Light』、バウンシーで中毒性の高い1曲『Get This Money』、R .Kellyがピアノの音色にのせしっとり歌うソロ・ナンバー『Naked』、Lil' Kim参加の硬質なハンドクラップを挿入したピーヒャラ系アップ『Shake Ya Body』、怪しいムードに包まれたじわじわクセになる系『Shorty』、The Bee Gees"Love You Inside Out"をサンプリングしたキャッチーで個人的にツボなアッパー・チューン『Honey』、エロいリリックがある意味いいファンク『P***y』、R節が炸裂した『Take You Home With Me A.K.A. Body』、中近東あたりの香りがする『Somebody's Girl』など、1曲1曲の楽曲の質が非常に高い捨て曲なしのアルバムになっています。

一言でいうとR .Kellyが主導権を握った"R .Kelly featuring Jay-Z"的なアルバムですが、それが吉と出てるので◎です。3枚目の予定は・・・さすがにないか・・・いや、あるかも!?(笑)

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