Busta Rhymes率いるHIP HOP集団Flipmode Squadの一員（紅一点）でもあるフィメール･ラッパーRah Diggaのソロ･デビュー･アルバム『Dirty Harriet』について。ちょっと曖昧ではあるのですが、何年か前に2ndアルバムが出るぞ出るぞといわれてたのに寸前でお蔵入りしちゃいましたよね。密かに楽しみにしてたのであの時は非常に残念でした。このままフェードアウトしていってしまうのかな…。
今作はFlipmode Squadの親分的存在であるBusta Rhymesが全面的にバックアップしておりエグゼクティヴ･プロデューサーを担当。
Ruff RydersからShockをプロデューサーに招いたピコピコしたウワモノが硬派なRah Diggaのラップに絡みつく先行シングル『Imperial』（Busta Rhymesをフィーチャー）、Busta Rhymesがプロデュースしたタイトなビートが印象的なトラックを見事に乗りこなす『Harriet Thugman』、男ラッパーに負けない骨太なラップをブチかます『Tight』、Pete Rockが提供したザラついた土臭いトラックがカッコいい『What They Call Me』、この当時Ruff Rydersの紅一点だったフィメール･ラッパーEveをゲストに招きお互いのスキルを見せ付けあう『Do The Ladies Run This...』（Shockプロデュース）、哀愁漂う悲しげなトラック上でOutsidazのパワフルなラップに引けを取らない存在感のあるラップを放つ『The Last Word』、Rockwilderがプロデュースした硬質で雄臭いビートを難なく乗りこなしてみせる『Break Fool』、ストリングスをふんだんに取り入れた『Straight Spittin', Part�供戞�Carl Thomasの温かみのあるボーカルとRah Diggaの硬派なラップが絶妙に絡む『So Cool』、Flipmode Squad勢揃いの『Just For You』、Young Zee(Outsidaz)をフィーチャーし汚い言葉をひたすら連呼する『F**k Ya'll N*gg*s』、DJ Premiereが相変わらずカッコいいビートを提供した間違いない1曲『Lessons Of Today』と、聴き応えアリアリの男前なアルバムに仕上がっています。
Busta Rhymesなどの男社会でもまれてきただけあって、その媚びないラップ･スタイルは"カッコいい"のひとこと。早く2ndアルバムが聴きたいです。
Thank you for your support!
