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オハイオ州はシンシナティ出身のBig Jim、Vic G、Ricardo Scottの3人からなるヴォーカル・グループIII Frum Tha Soulのメジャー・デビュー・アルバムその名も『III Frum Tha Soul』について。彼らは名門オーディション番組「Showtime At The Appollo」で4週連続、アポロシアターのアマチュア・ナイトで3週間勝ち抜くなど素晴らしい功績を残し、1993年にインディー・レーベルからアルバム『What Cha Missin'』を発表。そんな彼らが1999年にRCAからリリースした本作は濃厚な男汁ワールド全開の極太アルバムに仕上がっています。

まずはGerald LevertとEdwin Nicholasの名コンビが手掛けた楽曲から紹介。Geraldによく似たバリトン声をもつBig Jimがねっとりとした濃密なヴォーカルで極上界の扉を開ける『You Played Me』、心地いいメロウなトラックに乗せ3人が雄臭いハーモニーを奏でるミッド『My Body』、覚悟はいいですか?極太バリトンを駆使してこれでもかとばかりに吼え倒す超絶&壮絶バラード『Denying My Love』、一息つくのはまだ早い、こちらも官能的に吼えまくる美しいメロウ・ナンバー『Break My Off A Piece』とフェロモン全開の計4曲を提供。

他も昇天曲のオンパレードで、Keith Sweatがプロデュースした彼らしい絡みつくような濃厚ミッド『Come On』、存在感のあるビートに負けじと躍動感たっぷりに歌う『Black Superman』、女性コーラスを従えじわじわ酔わせにかかる『Damn』、Chip & Lo作のリラックスして聴ける『Treat You Right』、包容力のあるヴォーカルでしっかり包み込んでくれるスロウ『Take It Slow』、Love Unlimited Orchestra"Midnight And You"をサンプリングした都会の夜を連想させる『Fever』、抑制気味なコーラスと熱を帯びたリードの融合感がたまらなくいい『Diamond In The Sky』、UsherやSWVも手掛けるHerb Middletonプロデュースのバラード『That Ain't No Way To Treat A Lady』、同じくHerb Middleton作の大人の男ならではのバラード『This Ring』と、アツいなかにも優しさを感じとることができる傑作になっています。

これほどまでアツいアルバムってそうないんじゃないかなと思うくらい極太で極上。Gerald Levertによく似たジェントルマンなバリトンが、有無を言わさず聴く者のハートに激しくアプローチしてきます。男女問わず股間を濡らす確率100%の超絶アルバムをぜひご堪能あれ。