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シンガー、女優と両方の世界で成功を収めているセレブ・アーティストJennifer Lopezのスペイン語フル・アルバム『Como Ama Una Mujer』について。プエルトリカンである彼女はこれまでもいくつかスペイン語によるナンバーを歌ってたりもしていたわけですが、ラテン界のスーパースターでもあり旦那でもあるMarc Anthonyの影響もあってか今回は全曲スペイン語で歌われています。

当ブログで何度か口にしてきましたが、俺はスパニッシュ作品が苦手です。あの独特の巻き舌系の歌い方や、ラテンならではのねっとりとした世界に体が拒否反応を示しちゃうんですよね。ということで本作も買おうかどうしようかかなり迷いました。で聴いてみての感想ですが…やはり微妙でした。

本作からのリード曲である『Que Hiciste』を聴いたときは「いけるかな」と思ったんですけどね…。曲単位で聴く分には案外大丈夫なんだけど、アルバム1枚丸ごと聴こうとすると気分がゲンナリしてきて物憂い気分に。ということで詳しい感想は書けないので簡単にいきます。

制作陣は夫Marc Anthonyをはじめ、ラテン・ポップス系アーティストを数多く手掛けるJulio Reyes、スペイン語圏でヒットを量産しているソングライターEstefanoらが関与。『Que Hiciste』はリード曲に抜擢されるだけあってまだ聴きやすく、情熱的なギターが曲を盛り上げる好曲になっています。

続く『Me Haces Falta』もロッキッシュなアレンジが○な尖ったナンバーで特筆曲のひとつですね。他でなかなかおもしろいなと感じたのはアコーディオン演奏がエキゾチックな雰囲気を醸し出す『Te Voy A Querer』と、Marc Anthonyと歌声を重ねる美バラード『Por Arriesgarnos』の2曲かな。

あとは『Como Ama Una Mujer』&『Amarte Es Todo』の王道系や、前アルバム『Rebirth』収録の『(Can't Believe)This Is Me』のスペイン語バージョン『Por Que Te Marchas』に汚れない美しいナンバー『Tu』、物悲しい空気に包まれる『Apresurate』&『Sola』、そしてラストを飾るライブ仕立ての『Adios』と、自身のルーツに立ち返った情熱的な1枚に仕上がっています。

最初の方でも書きましたが、曲単位で聴くとなかなかいい感じのものもあるんですよね。でも全11曲を通して聴くにはちょっと根気が必要でした。次の英語によるNEWアルバムに期待したいと思います。

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