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ハイ・パートを担当するHIROにミッド・パート担当のARATA、そしてロー・パート担当のYUTAKAの3人からなる男性ヴォーカル・グループFull Of Harmonyの6thアルバム『W』について。爆発的なヒット曲こそないものの、コアなHIP HOP/R&Bファンの間では絶大なる支持を得ているFull Of Harmony。そんな彼らのNEWアルバムは洋R&Bファンも必聴の話題てんこ盛り作になっています。

まずはあのNe-Yoが手掛けた『BRAND NEW DAY』。この曲はオープニング・ナンバーにもなってるんですが、Ne-Yoならではの心地いいメロディが活きたやさしいミッド・ナンバーで、聴く者をそっと包み込んでくれるような爽快な1曲になっています。

お次は季節感あふれる『SWEET NOVEMBER』で、こちらはJay-ZやJa Rule、Ashanti作品を手掛けるJimi Kendrixxxがプロデュース。こういう大御所を迎えた曲って結構捨て曲が多かったりするんだけど、この2曲に関しては心配無用。どちらも手落ちなしの上質曲に仕上がってますね。Jimi Kendrixxxは『JUST A GIRL』も提供していて、こちらも品の良いアップテンポ・チューンで聴き逃し厳禁。

そして『G.O.O.D TIMES』ですよ。プロデュースはなんとBlackstreetのTeddy Riley。どこかで聴いたことのある曲だなと思ったら、Blackstreet"Don't Leave Me"をモチーフにしてたんですね。手抜きとまではいわないけど、安室奈美恵のときもオリジナル曲ではなくカバーだったし、Teddyは日本人をなめてるのか?ってのは冗談です。Teddyはもう1曲『ROCK YA BODY』を提供していて、こちらはTim & Bobがやりそうなエキゾチック系美曲って感じですかね。これは…既出曲じゃないですよね?ちょっと勘ぐってしまう^^;

上記以外の曲もぬかりないもの多数で、琴線に触れること確実のメロディアスで美しい甘美曲『SOUL LETTER』、2分弱にしておくのが非常に勿体無い泣きの名バラード『I'm Sorry』、安室奈美恵やBoAも手掛けるAKIRAプロデュースのよどみないラヴソング『LOVE STORY』あたりは一聴して即惚れ状態でした。他もAKIRAならではのロッキッシュ・チューン『Wonder Girl』、JAZZY BLAZEをフィーチャーした前傾姿勢の『タイムリミット』、そしてRHYMESTERの宇多丸がいい味出しまくる和フレイバー全開の意欲作『KABUKI 道 DX』と、好ミッド〜バラードあり、好アップありのバランスのとれた1枚に仕上がっています。

またまた素晴らしいアルバムを届けてくれましたね。1曲1曲に存在感があるから、あっという間に聴き終えちゃいます。国産R&Bに抵抗があるって人も機会があればぜひチェックを。