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曲が書ける上にダンスもこなしてしまうという、カルフォルニア州サンフランシスコ出身の多才な男性シンガー田中ロウマのデビュー・アルバム『Keep On』について。彼の類まれなダンス・センスに惚れ、当ブログが総力を上げプッシュしてきたロウマ待望の1stアルバムがついに発売されました。

早速内容を見ていくと、彼のシンガー・ソングライターとしてのスキルを前面に押し出したPOP ROCK系ナンバーやバラード、そして踊れるロウマならではのR&Bチューンで構成されています。記念すべきデビュー・アルバムの幕開けに相応しいポジティブなメッセージが詰まった『Keep On』、ロウマのよどみない純朴なヴォーカルとギターの心地いい音色がやさしく絡まる『One』、果てしなく広がる大地や空をイメージさせるような『Under The Sun』と、序盤はPOP ROCK系のナンバーがならんでいます。この3曲をはじめ、本作はTinyVoice, ProductionのMine-Chang(峰岸良行)が大活躍していて、12曲中5曲のプロデュースを担当。

収録曲に話を戻し、お次はロウマの情感たっぷりのヴォーカルに魅せられる『ナミダ』、TinyVoice, Productionのドン今井了介が腕を振るったストリングスの効いた美曲『NEW DAY』と、直接ハートに語りかけてくるようなバラードで聴かせにかかります。ここからは少しずつダンサブルな展開になり、TinyVoice, Productionの新進気鋭プロデューサーUTAが参加した軽やかなナンバー『Romeo & Juliet』、引き続きUTAが手腕を発揮するJustin Timberlake"Sexy Back"系アッパー『Breathe』、PVで圧倒的なダンス・スキルを見せつけた『No Change No End』(3rd Productionsプロデュース)と、躍動感あふれる楽曲を3曲続けて網羅。

全編英語で歌い上げるアコースティック・ナンバー『ikigai』、POP ROCKとR&Bを上手く混ぜ合わせた心地いいクロスオーバー・チューン『Not Alone』を挟み、ついにあの曲が登場。そう『Can this be love?』です。この曲めっちゃ好きなんですよ。彼のLIVEで耳にしてからというもの、ずっと虜状態で困ってます。この耳なじみのいいメロディラインと心地よくもほろ苦いトラックは反則ですよね。何度もリピートしちゃいます。そしてラストは果敢にラップにチャレンジした『Amazing』で幕を下ろします。

POP ROCK系ナンバーが多く、期待していたダンス・チューンが少なかったのは正直残念でした。がしかし、言い方を変えると「ロウマのいろんな才能を味わえる1枚になってる」ともいえますね。でも次はR&Bチューン多めでお願いします。

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