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安室奈美恵や宇多田ヒカルなど、日本人アーティストの作品にも参加し歌声を披露していたTalib、John、Olamide、Jamalの少年4人からなるグループImajinの2ndアルバム『Unreleased Masters』について。タイトルから察しがつくと思いますが、本作はあまり流通しなかった1枚なんだけどCD BABYでは販売されていました。しかしずっと在庫切れ状態で…。ということで泣く泣くiTMSで購入しました。

楽器演奏もできちゃうというのが売りのひとつでもあった彼らですが1人メンバー交代があったみたいで、Jamalが脱退しTony Royster Jr.が加入。CD BABYの解説によると本作の音源は2002年から2005年の間に収録されたものみたいです。

早速内容を見ていくと少年臭さは若干後退し、男らしくなった歌声を聴くことができます。しゃがれ声リードのほどよく甘酸っぱいヴォーカルとゆったりとした生楽器演奏がいい『Anything』、そしてアルバムのラストに収録されているROCKバージョン『Anything(Rock Remix)』、ヴォーカルと楽器演奏が醸し出す心地いい気だるさがなんともたまらない『Are We Still In Love?』、甘いトラックにファルセットを上手く使った柔らかいヴォーカル&コーラスが乗る『Make A Toast』、耳元で囁くようにねっとりセクシーに歌い上げる『Bedroom』、タイトルどおりほんのりストリート感を漂わせたトラックをバックに哀愁漂うヴォーカルを披露する『Ghetto Lullaby』、果敢にダンスホール・チューンに挑んでみせたR .Kelly調のアッパー『Slow Grind』、インディ作品だけどメジャー曲に引けをとらない現行サウンドが味わえる『What Am I Supposed To Do?』、ヴォーカル、トラックともに雄度高めの渋ミッド『This Feeling I Get』、R&Bお決まりネタのひとつ電話技から始まる『Little Mama』、スパニッシュ系のギター音がメランコリックな味をプラスする悲しげなナンバー『Run 2 Me』と、楽器もこなせる上にメジャー体験者というこれまでの経験を上手く活かした充実作に仕上がっています。

トレンドを意識したような曲もあるんだけど、インディにありがちな安っぽいサウンドではなく、ちゃんと様になってるとこは感心ですね。ミッド〜バラードも成長したとはいえほどよい甘酸っぱさが残っててなかなか粒揃い。持ってて損なしの出来ではないでしょうか。