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プロデューサー・コンビThe Neptunesの片割れで、ソロとしても活動しているPharrellのアルバム『In My Mind』を生バンドでリメイクしたリミックス・アルバム、Pharrell & The Yessirs『Out Of My Mind』について。このアルバムはPharrellとThe Rootsの?uestloveらが進めていたプロジェクトでしたが、『In My Mind』の商業的失敗のせいかレーベル側は発売しないという決断を下しやむなくお蔵入りに。

がしかし一部で音源が流出し、14曲入り、16曲入り、18曲入りなど、いろんなバージョンが出回っていて、今回紹介するのは18曲入りのバージョンになります。PharrellとThe Yessirs(ドラム?uestlove、ベースAdam Blackstone、キーボードJames Poyser)という組み合わせからして一定の水準をクリアしているのは確実。

まずはシングル曲などの主要曲から。バンド色を強く打ち出すことによりマイルドさが増したKanye West参加の『Number One』、原曲よりもある意味軽くなってるんだけど、ある意味怪しくもなってるGwen Stefani客演の『Can I Have It Like That』、もともと晴天系だったけどさらに快晴になった『Angel』と、どの曲も心地よさがアップしてる印象を受けますね。

これは他の曲にもほぼ共通していて、ピコピコ・スペーシーなグルーヴが極上へといざなってくれるNelly共演の『Baby』、こちらも近未来系サウンドが宇宙遊泳の旅に連れてってくれる『Young Girl』(Jay-Z客演)、Snoop Doggのゆる〜いラップにCharlie Wilsonの甘渋いヴォーカル、そしてムーディーなトラックが絶妙なハーモニーを奏でる『That Girl』、Pharrellお得意のファルセットと甘く可愛らしいトラックが胸をキュンとさせてくれる『I Really Like You Girl』、ジャジーな『Stay With Me』(Pusha T客演)、澄み切った空気のような純美ナンバー『Our Father』なども聴いてて非常に気持ちいいです。逆にバンド・サウンドが激しく作用しているのは『Raspy Shit』、『How Does It Feel?』あたり。

あと心地いい気だるさがなんともいい『Take It Off』、民族音楽とラテンを足したような『Mamacita』、そして『Creamisickle』など、初めて聴くような曲もあったりして楽しめる度は結構高めです。

Gwen Stefani客演の『Can I Have It Like That』とかは原曲の方が好きだけど、全体的な印象としてはこっちのバージョンの方が好きかも。近いうちにアングラ・アルバムとしてリリースされる可能性もあると思うので、その時はぜひチェックしてみて下さい。