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人気アーティストから引っ張りだこのプロデューサーJonathan "J.R." Rotemが送り出す17歳のREGGAEシンガー、Sean Kingstonのデビュー・アルバム『Sean Kingston』について。ジャマイカの国民的アイドルBuju Bantonを叔父にもつ彼は、Jonathan "J.R." RotemのレーベルBELUGA HEIGHTSの第一弾アーティストとしてデビュー。

Sean Kingstonといえば大ヒットしてるシングル『Beautiful Girls』ですよね。この曲はBen E.Kingの名曲"Stand By Me"のリズムをモロ使いしたナンバーで、老若男女を問わず口ずさんじゃうこと必至の病み付き曲になっています。

この曲はもちろんのこと、収録曲14曲全てのプロデュースを手掛けるのはもちろんJonathan "J.R." Rotem。どの曲もAkonやT-Painに通じるようなSean Kingstonのヴォーカル・スタイルが活きた好ナンバーばかりで、シンセ炸裂のエレクトロ・トラックに中毒性高めのメロディ・ラインがクセになって困ッチングな『Take You There』、Ne-Yo"So Sick"を髣髴とさせるような切なさを纏ったトラックが琴線に触れる極上のメロディアスR&Bチューン『Dry Your Eyes』、ピコピコスペーシーなトラックにヴォコーダー加工とモロにT-Painな『Your Sister』、儚さ漂うピアノと硬質なハンドラップが印象的な『That Ain't Right』、ほのぼのとした雰囲気に包まれるスナップの効いた『Change』あたりはT-Pain好きなら必ず虜になると思います。

あとClive Davisのバックアップでシーンに登場した甘酸っぱい系シンガーPaula Deandaがピチピチした歌声でキラキラ感をプラスする『There's Nothin』もR&Bファンやギャル受けのいい曲が好きな人にはたまらいナンバーでしょうね。

他もHIP HOP色が濃く出たナンバーやモロREGGAEな曲などバラエティ豊かで、Sean Kingstonの味のあるねっとりとしたヴォーカルに重厚なビートと硬質なハンドクラップが絡みつく『Kingston』、心地いいREGGAEのリズムが夏の暑さを心地いいものに変えてくれる『Me Love』、キャバレーっぽいサウンドがおもしろい『Got No Shorty』、ポコポコした打ち込みが小気味よい『I Can Feel It』、シリアスでハードな空気に包まれる『Drummer Boy』、Vybz KartelとKardinal Officialをフィーチャーした『Coloer 2007(REGGAE REMIX)』と、REGGAEやHIP HOP、R&Bの美味しいとこだけを混ぜ合わせたような要チェック・アルバムに仕上がっています。

それほど期待を抱かずに購入した1枚だったけど、これはヤバい。Jonathan "J.R." Rotemの引き出しの多さとSean Kingstonの持つヴォーカルの魅力が上手いこと融合してますね。