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抜群の歌唱力、類稀な美貌、そして強靭なヴィジョンと実行力、そのすべてを持ち合わせているChristina AguileraのLIVE DVD『Back To Basics: Live And Down Under』について。本作はタイトルどおり最新アルバム『Back To Basics』を引っさげてのワールド・ツアーを収録したもので、2007年夏オーストラリア・ツアー公演の模様を収録。いきなりこんなこと言うのもアレだけど、このLIVE DVDめっちゃ見応えありますよ。Aguilera本人の歌唱力は言わずもがな、バンド&コーラスにバックダンサー、ヘア&メイク、衣装、そしてセット、ステージ構成とすべてが最高で、終始魅了されっぱなし。

Aguileraいわく今回のショーのコンセプトは「1920年代以降の華やかなハリウッド」なんだそう。序盤はMarlene Dietrichをイメージした白いスーツで登場し、ヒット・シングル『Ain't No Other Man』を披露。個人的にお気に入りのダンサーGilbert Saldivarを含む8人のバックダンサーを従え、エネルギッシュかつゴージャスなパフォーマンスで観客を魅了します。

続く『Back In The Day』ではダンサーのみならずホーン隊やコーラス隊まで踊っちゃってて、「最高すぎやろ〜」ってな感じで思わず笑みがこぼれてしまいます。おなじみのガナリ歌唱でパワフルに聴かす『Understand』を挟み、1920年代のフラッパーをイメージした衣装に着替え、懐かしいナンバー『Come On Over』の登場。といってもアイドル色の濃かった原曲バージョンではなく、今回のコンセプトに合わせてかソウルフルなアレンジが施されていて別曲のようになっています。次の『Slow Down Baby』や『Still Dirrty』もうそうなんだけど、ダンサー陣が大活躍していてダンス好きの俺はもう釘付けで困ッチング。カメラワークも最高で言うことなしですね。

中盤は南部のジャズクラブを彷彿とさせる赤の衣装にチェンジし、"極上のエンターテイメント"を見せ付けてくれる『Makes Me Wanna Pray』、レゲエっぽいアレンジになった『What A Girl Wants』、そしてママへの思いを切実と歌い上げる『Oh Mother』と流れ進んで行き、本作一の見せ場へ。その見せ場というのが『Enter The Circus』&『Welcome』なんだけど、これが凄いのなんのって。ダンサー陣が空中ブランコを使ったり炎を使ったりと、「これ本当にシンガーのライブ?プリンセス・テンコーのショーじゃなくて?」と問いたくなるくらい目で楽しませてくれます。

そのあとも、女性ダンサーのセクシーなポールダンスが◎な『Dirrty』、海兵隊をイメージした衣装で楽しく歌い踊る『Candyman』、男性客をステージに上げJanet Jackson"Would You Mind"顔負けのエロ"鞭プレイ"ステージを繰り広げる『Nasty Naughty Boy』、しっとり歌い上げる『Hurt』、男性ダンサーがオネエに扮する『Lady Marmalade』、そして観客といっしょに歌う『Beautiful』、バックダンサー陣と暴れ倒す『Fighter』のアンコール2曲と、大袈裟抜きで捨て曲なんて見当たらない豪華絢爛なステージと圧巻のパフォーマンスになっています。

なにこれ。これなんていう最高傑作?最初の方でも言ったけどAguileraの歌、バンド、コーラス、バックダンサー、ヘア&メイク、衣装、セット、ステージ構成とすべてが最高で、観終えた頃には興奮しすぎて頭ん中真っ白…。もちろん下の方も失禁&脱糞で手が付けられない状態に。これは買ってよかったというか買わなきゃダメでしょ。とにかく観て下さい。