8648d1a5

シンガー、女優業と、あらゆるジャンルで活躍を続けるスーパー・エンターテイナーJanet Jacksonの10thアルバム『Discipline[Deluxe Edition]』について。通算10枚目のスタジオ・アルバムとなる本作は、Island Def Jam傘下のIsland Urbanへ移籍しての初アルバムってこともあってか参加してるメンツが超豪華。彼氏でIsland Def JamのボスでもあるJermaine DupriをはじめJohnta Austin、Rodney Jerkins、The Dream、C. "Tricky" Stewart、Ne-Yo、StarGate、そしてMissy Elliottと、売れっ子を惜しみなく招集しています。

まあ『Damita Jo』、『20 Y.O.』と、Janetにしてはイマイチなセールスに終わってしまったので、今回こそは失敗できないという気合いの表れなんでしょう。それが吉と出るか凶と出るのか…。まずは本作からの1stシングル『Feedback』を手掛けたRodney Jerkins曲から。『Feedback』はフューチャリスティック&スペイシーなアップで、うねるシンセやドラム・マーチが印象的なナンバー。Rodneyは他に、軽快でキュートなアップ・ナンバー『Luv』、硬質なハンドクラップが効いた『Rollercoaster』、しっとり聞かせる『Curtains』の計4曲をプロデュース。Rodney曲に関しては攻めの姿勢も窺えるしどれもいいですね。

お次は彼氏でもあるJermaine Dupriが手掛けた楽曲。彼は、Ne-Yoと共作したエレクトロ風味の4つ打ちキラキラ・チューン『Rock With U』、ソロ・デビューが延期されまくってるJohnta Austin参加の美メロ曲『Never Letchu Go』、よどみないサウンドが広がる『What's Ur Name』と、ここまではなかなかの好曲をプロデュースしてるんだけど、『So Much Betta』と『The 1』(Missy Elliott客演)のアップ2曲がいただけない。どちらも攻めてる点は評価するけど、あと一歩のところで失敗してるような気が。JDはMariah Careyとの相性はいいけど、肝心のJanetとの相性はイマイチですね。その事にJanetは気付いてるのだろうか?恋は盲目…なんてね。

その他は、StarGateによる懐かしい感じのファンク調アップ『2nite』、人気シンガー・ソングライターNe-Yoが書いた『Can't B Good』、『Discipline』、『Let Me Know』の3曲に、今最もホットなコンビThe Dream & C. "Tricky" Stewartが手掛けた"エバーエバーエバー"『Greatest X』、そしてボーナストラック扱いの『Feedback(Ralphi Rosario Electroshok Radio)』と、インタールードを含め全24曲を収録。

うーん、なんていったらいいんだろう。8曲目あたりまでは「おっ!」って感じでJanetワールドに引き込まれるんだけど、中盤あたりからは似たようなミッド〜スロウやいまひとつなアップで構成されていて少々ダレが…。ミッド〜スロウに関しては曲単位でみると上質なんだけど、曲数が多いというかちょっと詰め込みすぎた印象をうけますね。これだったらいくつかミッド〜スロウを削ってJam & Lewisプロデュース曲を入れてほしかったなぁ。この内容で大ヒットは…難しいんじゃないかなぁ…。

最後に本作はデラックス・エディションということでDVDが付いていて、本アルバムのレコーディング映像や写真撮影の様子、ダンス・リハーサル、そしてリード・シングル『Feedback』のメイキング映像とPVが収録されています。でこの『Feedback』のメイキング映像を見て知ったんだけど、あの黒のヘルメットみたいなのを被った全身タイツ・バックダンサーの中にChristina AguileraダンサーとしてもおなじみのGilbert Saldivarがいたんですね。ビックリしました(笑)彼がJanetのPVに出演するのは『All Nite(Don't Stop)』以来か〜。ダンスといえばJanet作品に欠かせない存在となったGil DuldulaoやEd Mooreもがっつり映ってるので、ダンサー好きな人はぜひDVDの付いたデラックス・エディションをゲットして下さい。