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Keith Sweatがバックアップする、セントルイス出身の男性4人組ボーカル・グループOl Skoolの2ndアルバム『R.S.V.P.』について。個人的にOl SkoolといえばXscapeとデュエットした『Am I Dreamin'』ですね。『Am I Dreamin'』はAtlantic Starrのカヴァーで、Ol Skoolの1stアルバムやXscapeのアルバムに収録されてる悶絶級の美曲。今聴いても全然色褪せてなく、名曲は永遠に名曲なんだなーと再確認させられます。

そんな彼らがメンバー・チェンジなどを経て放った今作ですが、今回も随所にKeith Sweat色が出た好盤になってます。Keithは半分の曲をプロデュースしていて、Keithならではのねっとり絡みつくような濃密ナンバー『I Never』、Chaseのラップをフィーチャーした爽やかでスムージーなミッド・ナンバー(先行シングル)『Only One』、Keith色が濃厚に出たムーディー極まりない大人のメロウ・チューン『All The Way』、女性シンガーKe-tara Wyattとデュエットした哀愁たっぷりの『Guilty』、な・なんとKeithとSteve Huffが共同プロデュースした琴の音色が幻想的に響き渡る『Best In You』など、発掘人Keith Sweatがインタールードを含め12曲中6曲をプロデュース。前作は1曲のみだったから嬉しいですね。ヴォーカルもKeithを連想させるものばかりなので、Keithファンは間違いなく必聴。

あとメンバーであるBobby CrawfordやKurtis Jeffersonも共同で名を連ねていたり、制作に大きく関与しています。パワフルなヴォーカルと美しいハーモニーでぐいぐい曲を引っ張る『Bedroom』、ちょっと地味だけど聴くほどにハマっていくパーティー・チューン『Do Your Thang』、浮気癖のある女性に振り回されるリリックがなんとも情けない『Like A Fool』、美しいメロや絶妙なハーモニーが夢心地にさせてくれる文句なしのバラード『I Can't Sleep』、ロマンティックなリリック…といいたいところだけど、後半にかけてだんだんと18禁な感じになっていく『Another Level』と、全体的に落ち着いた印象を受ける王道な内容に仕上がっています。

ド派手な仕掛けは見当たらないけど、上質な曲が多数収録されているので安心して聴くことができますね。なかなか良いです。

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