Trina-Broussard-Inside-My-Love

Bobby Brown、Babyface、Mariah Carey、Toni Braxtonなどの大物シンガー達のバックボーカルを始め、Usher、Brian McKnight、Rahsaan Pattersonなどとのコラボレーション実績を持つ、実力派女性シンガーTrina Broussardの幻のアルバム『Inside My Love』について。本作は99年にJermaine Dupri率いるSo So Defからリリースが決まりながらもなぜかお蔵入りに。そんな貴重なアルバムが9年の時を経てオフィシャル・リリースされました。

参加してるメンツがかなり豪華で、Jermaine Dupri、Alicia Keys、Rahsaan Patterson、Warryn Campbell、James Poyser、Trey Lorenzなど、興奮を禁じえない面々が集結。タイトル曲『Inside My Love』はご存知Minnie Ripertonの名曲カヴァーで、この曲はサントラ「Love Jones」にも収録されてましたね。しっとりという面では原曲に忠実なカヴァーといえるかもしれないけど、こちらの方はさらにパワフルさもプラスされていて聴き応え十分でございます。

『Why Do I Feel So Sad』はタイトルでピンとくる人もいると思うけど、Alicia Keysのデビュー・アルバムに収録されているアレです。Aliciaも制作陣に名を連ねてるけど、本作がお蔵入りしたからAliciaの方へ流れたんでしょうね。あとJermaine Dupri手掛ける『Love You So Much』はムーディーな楽曲が多い本作で唯一のエッジー曲というか、ビートが立ったナンバーになっています。といっても品格を失わない仕上がりはさすがといった感じか。

その他は、Jamey JazプロデュースRahsaan Patterson関与のアコースティックなオープニング・ナンバー『Losing My Mind』、大人の女性ならではというか貫禄みたいなものがムンムン出てる『All I Need Is You』、Warryn CampbellプロデュースでRahsaan Pattersonがソングライト&バックボーカルで関与した『Say You Really Love Me』、Mariah Carey周辺の人物としておなじみのTrey Lorenz参加の『Not Around』、Trinaのヴォーカルと楽器演奏が見事に融合するクールダウン・ナンバー『Sailing』、都会の夜の街をドライブしてるような気分にさせられるひんやり煌びやかな『Not Around』、大人の音楽ファンに聴いてほしいしっとりジャジーな1曲『All Night Long』、Warryn Campbellプロデュースの柔らかいナンバー『Remember Me』、そしてボーナス・トラック扱いの『It's Not Really Christmas』と、捨て曲なんて一切見当たらない好盤に仕上がっています。

こんなに素晴らしい内容なのになんでお蔵入りを余儀なくされたんでしょうね。長い年月がかかったとはいえ、こうして日の目を見ることが出来て嬉しいかぎりです。気になる人はなくならないうちにゲットして下さい。