April 06, 2008
Ricky Bell『Ricardo Campana』
一世を風靡したヴォーカル・グループNew Editionの一員で、Bell Biv DeVoeのメンバーとしても知られるRicky Bellのソロ・アルバム『Ricardo Campana』についてレビュー。New EditionといえばBobby BrownやRalph Tresvant、Johnny Gillの印象が強く、他のメンバーはちょっと影が薄い感が拭えないですよね。Ricky Bellの存在感は4番目といった感じか…。そんなRicky Bellが2000年あたりにこっそりリリースしてたのが本作。ソロ・アルバムではあるけれど、Johnny GillやRonnie DeVoeが参加と、New Editionからも応援が駆けつけています。ほとんどの楽曲はRicky自身がセルフ・プロデュースしてるんだけど、個人的に白眉だと思ったのは、90年代臭のするグルーヴィなトラックにキャッチーなフック、そしてそれを乗りこなすRickyの鼻にかかったような甘美なテナー・ヴォイスと全てが最高な『My Body』、個人的に大好きなシンガーJohnny Gillとデュエットしたストリート寄りのアップ『Struggle (Ghetto Mix)』、そしてそのバージョン違い『Struggle (Urban Mix)』、どっしりとしたドラム音やキーボード、ベースなどの楽器演奏がとても心地よい『Down 4 Life』、ほのぼのとしたレイドバック感が◎な『Sunday』(Ron DeVoe客演)あたり。欲を言えばJohnny Gill参加曲は互いが吼え倒すような熱唱バトル・スロウがよかったけど、Johnnyの歌声が聴けただけで満足ということにしておきます。他は、タイトルどおりスパニッシュの香りがプンプンする本作のオープニング・ナンバー『Spanish Fly』、女性シンガーCourtney Bradfordをフィーチャーしたミッド『Can't Stay Away』、ベッドタイム・ミュージックに最適なしっとりセクシーなナンバー『It's All About You』、同じくこちらもねっとり絡みつくような夜系メロウ『Comeback』、Ron DeVoeがプロデュース&客演で参加した『Have Ya Cake』、ビートの跳ね具合が懐かしくていい『My Way』(Raven Sorvino客演)、Ron DeVoeのラップをフィーチャーした『Still I See』と、New EditionやBell Biv DeVoeではあまり目立たなかったRickyの歌声がお腹いっぱい味わえる1枚に仕上がっています。
頭一つ抜き出たようなインパクトのある曲がないのは残念だけど、落ち着いて聴ける佳作にはなってると思います。内容はどうあれ、New Editionファンならマスト・アイテムでしょう。スルーしてた人はぜひチェックを。
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