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ラップも歌もダンスも振付けもできてしまう、NYはブルックリン発の多彩な18歳フィーメール・ラッパーLil Mamaのデビュー・アルバム『VYP: Voice Of The Young People』について。当ブログでは昨年の4月に"ブレイク率100%?17才の女の子ラッパーLil Mama"と題して特集記事を書きました。あれから約1年。待望のデビュー・アルバムがついにリリースされました。

まずは本作からの1stシングルだった『Lip Gloss』。キックドラムとハンドクラップのみで構成と、シンプルなんだけどインパクトは大なキラー・チューンで全米TOP10ヒットをマーク。俺もこの曲で彼女に惚れました。2ndシングルだった『G-Slide (Tour Bus)』はクランキーなビートが効いたバウンス・チューン。スキルフルな彼女のフロウも注目だけど、童謡のようなコーラスやスナップ調に変化するフック部分があったりと、万華鏡のように変化するのも要注目。チャート・アクション的には不発だったけど、嫌いじゃないですこの曲。

そして3rdシングル『Shawty Get Loose』は、レーベルメイトであるChris BrownとT-PainをフィーチャーしたBPM早めのアゲアゲ・フロア・バンガー。まあこの曲もヒット済なので説明不要ですよね。あと国内盤のボーナス・トラックとして収録されてる『Girlfriend (Dr. Luke Remix)』も知名度高い1曲ではないでしょうか。POP ROCKシンガーAvril Lavigneのヒット曲にLil Mama味を加えた好リミックスで、御転婆仕様のPVとともに話題になりましたね。

ここからはアルバム曲の紹介に移ります。The Runnersプロデュースによる攻撃的なアップ『One Hit Wonder』、DanjaプロデュースT-Pain客演というヒットの公式に則った『What It Is (Strike A Pose)』、映画音楽とオペラの風味をプラスしたような『Stand Up』、自らの辛い経験を盛り込んだメッセージ性高い1曲『L.I.F.E.』、Yirayahをフィーチャーしたシリアスなナンバー『College』、Dr. Lukeプロデュースの哀愁漂うギターが効いた『Broken Pieces』、"私は人魚"という設定でラップする『Swim』(Cool & Dreプロデュース)、Peter Tohプロデュース&客演のほっこり系『Truly In Love』、垂れ流しの屁のようなトランペットの音色ループが良くも悪くもクセになる『Make It Hot』、Scott Storchプロデュースの自己賛歌曲『Pick It Up』、自分を奮い立たせようとするリリックが印象的な『Never Let Go』と、いろんなタイプの楽曲が詰まった充実した内容になっています。

曲数が多いので途中ちょっとダレそうになるけど、デビュー作にしてはよく出来た1枚になってるんじゃないでしょうか。Avril『Girlfriend (Remix)』が好きな人はこの国内盤をゲットして下さい。