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類稀なる歌とダンスを武器に、日本の音楽シーンでずっと輝き続けているカリスマ女性アーティスト安室奈美恵の6年ぶりとなるベスト・アルバム『BEST FICTION』(DVD付き)についてレビュー。ついに発売されましたね。当ブログでもこれでもかってくらい猛プッシュし続けているアーティスト&アルバムですが、俺はもちろんCDのみとDVD付きの2枚買いしちゃいました。てことで早速ではありますが各曲紹介へ移ります。

Do Me More01. 『Do Me More』 "最高のフィクション"である本作のオープニングに相応しい怪しくもファンタジックなナンバー。この曲は本作用の新曲で、現在ヴィダルサスーンのCMで大量オンエア中。楽曲を手掛けるのは安室作品に欠かせない人物Nao'ymtで、『FULL MOON』をさらに進化させたような摩訶不思議な世界観が病み付きになります。PVも曲のもつ雰囲気を上手く映像化してて見応え十分。美脚を惜しげもなく披露したパンプス姿で歌い踊る安室も必見です。

Wishing On The Same Star02. 『Wishing On The Same Star』 映画「命」の主題歌に抜擢された美しくも切ない、そして壮大なバラード。原曲はあの大御所Dian Warrenが手掛けてるということでも話題になりましたね。個人的に安室バラードの中で3本の指に入るくらい好きなナンバーだったりします。PVはオーケストラを従えて歌うシーンや、砂漠と暗黒の空をバックに歌うシーンなどがあり、その映像美に思わず心奪われてしまいます。

shine more03. 『shine more』 SUITE CHICで得た経験を活かし、本格的にR&B/HIP HOP路線へ傾倒しだしたアグレッシヴなナンバー。Christina Aguileraもビックリのアツいシャウトを散りばめた尖鋭なR&Bチューンで、PVも和をイメージしたセットをバックに激しく踊り倒していて圧巻。黒のフィンガー・グローブを装着した黒安室もいいけど、胸の谷間を強調したピンク安室も最高すぎて思わず鼻血が…。

Put 'Em Up04. 『Put 'Em Up』 TLCやJanet Jacksonなども手掛けるUSの敏腕プロデューサーDallas Austinがプロデュースした攻撃的&バウンシーなキラー・チューン。前曲『shine more』もそうだけど、こんなマニアックな曲を日本の音楽シーンでシングルとして出す安室はまさしくチャレンジャー。PVも非常に完成度が高く、当時流行したベロア・ジャージやJ.Loブーツをクールに着こなし踊り狂う安室を堪能することができます。

SO CRAZY05. 『SO CRAZY』 こちらもLil' Kimなどを手掛ける海外プロデューサーFull Forceが手掛けたR&B/HIP HOP色濃いめの黒光りチューン。要所で響きわたるフェイクも聞き所ではあるけど、最大の聞き所はなんといっても中盤あたりで登場する安室のラップ。Bガールのオーラむんむんでございます。PVは地下駐車場を舞台に、2人の安室がダンサー達と踊り倒すという設定で非常に見応えがあります。SHIGEもカッコいいけど、GENもカッコいいなぁ。

ALARM06. 『ALARM』 軽くROCKっぽい要素も入ったクールなR&Bチューン。地を這うような怪しくも重いビートの上を、ひたすらクールに乗りこなしていく安室のヴォーカルは目を見張るものがありますね。PVはモノクロ仕立てで、倉庫のようなゲイ・バー?ミックス・バー?でひたすら踊りまくってます。SHIGE、RYO、SUBARU、RIKAなど、バックダンサー陣を従えて去っていく最後のシーンとかいいですね。

ALL FOR YOU07. 『ALL FOR YOU』 ドラマ「君が想い出になる前に」の主題歌で、中島美嘉の大ヒット曲『雪の華』を手掛けた松本良喜が関与した壮美なバラード。R&B/HIP HOP好きな安室ファンにはあまり評判よくないのかもしれないけど、一般のJ-POPファンには結構受けのいい1曲だったのではないでしょうか。PVは美しい海辺でしっとりと歌い上げる安室が堪能できる仕上がりになっています。

GIRL TALK08. 『GIRL TALK』 いまや安室作品に欠かせない存在となったT.KURA & MICHICO夫妻がバックアップしたメロディアスなR&Bナンバー。この曲はR&BとPOPSのバランスが絶妙で素晴らしいですよね。そしてなんといっても後半の超絶フェイク!初めてこのフェイクを聴いたときは、興奮MAXで悶絶しちゃいましたよ。PVは『GIRL TALK』ということで、バックダンサーもRIKA、MAYUMIと女性陣のみの出演となっています。

WANT ME, WANT ME09. 『WANT ME, WANT ME』 安室が周囲の反対を押し切ってリリースしたという衝撃のキラー・チューン。Missy Elliott『Get Ur Freak On』を進化させたような病み付きビートと、安室の歌うフシダラなリリックが絡み合う超絶悩殺ナンバーで、日本の音楽シーンを襲撃。PVは水を張ったセットに濡れた安室&バックダンサー、そして外人エキストラという構成で、バックダンサーにはGEN、GEORGE、SONNY、RYOJI、NAZUKI、ERIKAらが出演しています。

White Light10. 『White Light』 安室初のクリスマス・ソングで、Nao'ymtが作詞、作曲、プロデュースした季節感あふれる渾身のキラキラ・ナンバー。この曲はクリスマス・ソングということでオリジナル・アルバムに収録されなかったりライブでも省かれたりと、ちょっと存在感の薄い曲だったりするんだけど、曲自体の完成度はまったくもって問題なし。PVも優しい雰囲気の安室を柔らかい雪が包み込む感じで◎ですね。

CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK11. 『CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK』 Jennifer Lopez『Get Right』に負けない軽快なホーンが炸裂するノリのいいダンス・チューンで、手掛けたのはT.KURA & MICHICOの最強夫婦。曲自体も素晴らしい出来だし、序盤&終盤に配されたSam Salterの煽りも非常にカッコいいですね。PVも素晴らしく、ダンスの振り付けを担当したのはJanet Jackson作品などでおなじみのShawnette Heard。ダンスも含め、個人的に安室作品の中で1、2を争うくらい好きな1曲です。

Baby Don't Cry12. 『Baby Don't Cry』 ドラマ「ヒミツの花園」の主題歌として話題になった応援歌ナンバーで、作詞、作曲、プロデュースはNao'ymtが担当。この曲といい『White Light』といい、Nao'ymtはメロディアスな曲を作らせると右に出る者はいないって感じですね。大ヒットしたのも納得です。PVは非常にシンプルで、街や公園をひたすら歩くというコンセプトで、ナチュラルな安室を堪能することができます。

FUNKY TOWN13. 『FUNKY TOWN』 おなじみT.KURA & MICHICOに加え、彼らの弟分L.L Brothersまでも参加した、豪華かつファンキーなアッパー・チューン。要所に挿入されたアニメの効果音みたいな音がアクセントになっていて、曲を盛り上げるのに一役買っています。PVはひたすら踊り倒す黒安室と、ゴールドのミラーボールを背にした安室などが登場。海外のブログやサイトを見てると、むこうではこの「ベルサイユの薔薇」系の巻き髪が好評なようですね。たしかにセクシー&ゴージャスで素敵。

60s70s80s14. 『NEW LOOK』 60年代をテーマにしたキュートなナンバーで、ヴィダルサスーンとのコラボで大ヒットしたシングル『60s70s80s』収録曲。手掛けたのはT.KURA & MICHICOで、サンプリングねたは安室のお気に入り曲The Supremes"Baby Love"。この曲は「鬼キュート」この一言に尽きますね。PVもファッショナブル&鬼キュートで、まるでミュージカルを観てるかのよう。何度見ても飽きないくらい完成度高いです。やらされてる感ありありのPatricia Fieldのぎこちない演技もいいですね(笑)

60s70s80s15. 『ROCK STEADY』 引き続きこちらもヴィダルサスーン・タイアップのシングル『60s70s80s』に収録されていたナンバーで、日本のHIP HOPシーンの先駆者MUROがプロデュース。Aretha Franklin"Rock Steady"をサンプリングした前傾姿勢のR&Bチューンで、安室の十八番的ノリのナンバー。こちらもPVの完成度が非常に高く、ストリートからスターへ駆け上がっていくストーリー性高い仕上がりになっています。バックダンサー陣もSHUN、原田薫、YOSHIE、U☆Gと超豪華で言うことなし。

60s70s80s16. 『WHAT A FEELING』 ヴィダル・タイアップ『60s70s80s』の80s担当曲で、プロデュースは安室とは初顔合わせとなる大沢伸一。Irene Cara"What A Feeling"をサンプリングしてるという点も注目だけど、それよりも何よりも大沢ならではのエレクトロ・サウンドが素晴らしすぎますね。PVも最上級の仕上がりで、国籍不明の女性ダンサーや、一糸乱れぬダンスを披露するロボット・ダンサー達を従え、セクシー&クールに踊り倒す安室に目は釘付け。とってもラグジュアリーでたまりませんな。

Sexy Girl17. 『Sexy Girl』 ドラマ「乙女のパンチ」の主題歌に起用された本作用の新曲で、今井了介 & USK TRAKがプロデュースしたサイバー・ダンス・チューン。今流行りの音を取り入れたつんのめり系トラックもいいし、ブレイク部分の機械的なサウンドもこちら側の高揚感を煽る感じで◎ですね。声にエフェクトを掛けたりしてるのもおもしろいです。PVはダンスシーン満載で、バックダンサーでは久しぶりにRYOやM@Aが復活しています。

どうですかこの豪華なラインナップ。こうして改めて振り返ってみて思うのは、安室はひたすら攻め続けてるなと。こういう姿勢って落ちることを恐れてたら絶対にできないと思うんですよ。日本の音楽シーンのトップにいながら、次々と新しい自分を提示し続けていく安室…やっぱ凄いわこの人。ただ者じゃない。ということで、脱小室後の安室の進化、軌跡が簡単に味わえる1枚。安室ファンだろうがそうでなかろうが、これは一家に一枚の必需品でしょ。初回限定でデジパック仕様になってるので、購入を考えてる人は迷わず即購入の方向で。