色男シンガーRobin Thickeの3rdアルバム『Something Else』について。大ヒットを記録した前作『Evolution Of Robin Thicke』 から2年。ついにリリースされましたね。赤を基調としたジャケットもいい感じだし、これは待った甲斐あり？なんてね。
まずは本作からのリード･シングルになってた『Magic』。この曲が素晴らしいのなんのって。ストリングスやホーン、コンガなどの生楽器が美しく鳴り響く鮮やかなアップ･ナンバーで、歌声、サウンドともに、とにかくソウルフル。俺は本作購入に先駆け、この曲を聴いた時点でノックアウトされてたわけだけど、他のアルバム曲も良曲がてんこ盛りですよ。
そのなかでも俺のツボにクリティカル･ヒットしたのが『Sidestep』。この曲は歌い出しの歌声が「John Legendの声？」と思っちゃいそうなほど渋くて◎なスムース･ダンサー。この曲のもつそよ風のような心地よさ…最高すぎてヤバいっすね。
あとタイトルどおりどこまでも甘くてとろけそうな美スロウジャム『The Sweetest Love』もいいし、ソウルフル＆ファンキーな『Something Else』、耳元でそっと囁くように歌う陶酔スロウ『Cry No More』あたりも特筆すべき曲ですね。
他も、ボサノヴァっぽいサウンドにRobinならではの色男ウィスパー･ヴォイスが乗るしっとりチューン『You're My Baby』、まったりとした雰囲気に包まれる癒し度高い1曲『Ms. Harmony』、西部劇のワンシーンで流れそうな哀愁に満ちたナンバー『Dreamworld』、同じくどこか物悲しい雰囲気を醸し出してるブルース風味の哀愁スロウ『Loverman』、躍動感あふれる生楽器演奏を従えテンポよく歌い進んでいく『Hard On My Love』、『Shadow Of Doubt』、そしてラストに配されたLil Wayneのアルバムにも収録されていた話題曲『Tie My Hands』と、洗練された大人の男ならではの色気で満ち溢れた逸品に仕上がっています。
前作も素晴らしかったけど、今回も期待を裏切らない内容になってますね。スロウもアップ･ナンバーも質の高いもの豊富で、聴いててすごく気持ちいい。これは買って損なしですよ。
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