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ジャズや昭和歌謡を独自のセンスで聞かせる男女デュオEGO-WRAPPIN'の12年の軌跡を2枚組でラッピンした初のベスト・アルバム『BEST WRAPPIN' 1996-2008』(初回限定DVD付き3枚組)について。このブログでEGO-WRAPPIN'をとり上げるのは初めてかな?実は俺…結構好きなんです、彼らの音楽。熱烈なファンってわけではないけど、何年か前に友達に薦められて聞くようになりました。

本作はノリのいい曲を中心に集めた「ヤルキ盤」と、切なさ漂うナンバーを中心に集めた「セツナ盤」、そして"BOOT WRAPPIN'"と名づけられたLIVE DVDの豪華3枚編成。まずは「ヤルキ盤」からなんだけど、オープニング・ナンバーが『サイコアナルシス』っていきなり上がる上がる(笑)そんで2曲目がドラマ主題歌に起用されヒットした『くちばしにチェリー』と、序盤からとばしまくりで、聞いてるこっちはテンション上がりまくり。

ここまでの流れも最高なんだけど、次のジャジーなナンバー『PARANOIA』と、今CMで流れまくってる新曲『GO ACTION』の流れがいいのなんのって。ここで俺は1回目の昇天を迎えるのでした。

中盤以降は、ベースが大活躍する7曲目『Nervous Breakdown』を筆頭に、中納良恵の表情豊かなヴォーカルに酔わされる『カサヴェテス』、疲れた心身を癒してくれる『Crazy Fruits』、躍動感あふれる生楽器の演奏が◎な『Mother Ship』など、中だるみすることなくスルッと聞ける1枚になっています。

「セツナ盤」の方も名曲がぎっしりと収録されてるんだけど…あー、好きな曲ありすぎて困る(笑)でもやっぱトップバッターはこれかな。『色彩のブルース』。この曲は最高&最強すぎてもう…ねぇ。ジャジーな昭和歌謡って感じで、今でもアホみたいに聞きまくってる時があります。

そして『色彩のブルース』と同じくらい好きなのが『BYRD』と『かつて..。』と『老いぼれ犬のセレナーデ』の3曲。『BYRD』は英語詞で歌われてるスロウ・ナンバーなんだけど、何度聞いても琴線に触れまくりでヤバいっすね。中毒性ありまくり。

これら以外でも、ギターのシンプルな演奏をバックにしっとりと歌い上げる『finger』、窓を開け夜風を感じながら聞きたくなる上質なジャジー曲『a love song』、『あしながのサルヴァドール』など、秋の夜長にピッタリな内容になっています。で初回限定盤のみに付属しているLIVE DVDは、2000年の映像〜今年の映像まで幅広く網羅したライブ映像15曲を収録。買うなら断然この初回限定盤がオススメですよ。

「どこか懐かしいのに新しい」。EGO-WRAPPIN'にはこの言葉がピッタリですね。ジャジーなんだけど、日本人心をくすぐる親しみやすさも兼ね備えていて、聞きやすさも十分。彼らならではの珠玉の名曲の数々をぜひご堪能くださいませ。