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類稀な歌唱力とヴォーカル・センスをもつ実力派女性R&Bシンガー露崎春女のオリジナル・アルバムとベスト・アルバムをひとつにコンパイルした2枚組アルバム『13 years』について。当初は露崎春女として活動したんだけど、2001年からLyricoに改名。そんな彼女が名前を再び原点露崎春女に戻しリリースしたのが本作。前から名前も知ってたし、YouTubeで曲を聞いたりしてたんだけど、いまいち俺のツボにヒットしなかった彼女。でも今回のアルバムは…ムフフ。

俺が本作を買おうと思ったきっかけは、安室奈美恵作品でおなじみの敏腕プロデューサーNao'ymtが3曲も手掛けてるから。アグレッシヴなビートと露崎のパワフルなヴォーカルが特徴のヒット・ポテンシャル高いアッパー・チューン『The One』、witシリーズでみせたNao'ymtならではの美しくも切ないミッドが好きな人は必ず惚れるであろうクオリティ高い美ミッド『Rainy Night』、そして心が洗われるようなよどみ無きバラード『Everyday』と、3曲とも完成度は文句なしで、Nao'ymtファンの俺は思わずニンマリ。なかでも『Rainy Night』はNao節全開で美味すぎですね。おなじみの早口歌唱も炸裂しまくってるし、曲から漂うほろ苦い胸キュン感も絶妙で、思わず失禁&脱糞しちゃいました。

Nao'ymt曲以外で惚れたのは、「これはゴスペル・アルバム!?」って感じで幕が開ける美しくもパワフル、そして壮大な『Keep Fallin'(Intro)』、宇多田ヒカルや平井堅作品も手掛ける村山晋一郎をフィーチャーしたエレクトロ風味のミッド・ナンバー『Love With U』、大人の女性ならではの気だるさ漂うヴォーカルに悩殺されてしまう『I Have No Choice』、晴天のドライブにピッタリな明るくポジティヴなダンス・ナンバー『Make It Right』、耳元で囁くように歌うセクシーなスロウ『Ooh』、ほどよくキャッチーで思わず体が揺れてしまう『Pretty Mind, Pretty Face, Pretty Look』、そしてdisc 1のトリをかざるただただ聞き入るばかりの『I'm Here』…って全部やん!(笑)

いやこれマジで完成度高いっすよ。彼女自身がセルフ・プロデュースした曲はもちろんなんだけど、外部陣が制作・提供した楽曲も見事に自分色に染め上げてる。期待に応えてるというか、それを上回る回答を示しちゃってますね。もう一方のベスト・アルバムも、彼女の13年間の代表曲を全曲リマスタリング済みで収録されてて聴き応え十分。

まあ個人的にベストの方はそれほどリピート率高くないけど、オリジナル・アルバムの方は半端ないくらいのペースで聞き込んでます。オリジナル・アルバム全10曲にベスト・アルバム全16曲。このボリュームでお値段3,500円は安いですね。チェックです。