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MC、シンガー、そしてプロデューサーと、いくつもの顔を持つ多才な個性派Missy Elliottの3rdアルバム『Miss E... So Addictive』についてレビュー。Timbalandとの全面タッグを解消してからは若干存在感が薄くなった気がするけど、それでも最近もThe Pussycat DollsやCiaraの曲に客演するなど、相変わらずゲストとしても引っ張りだこなMissy。

そんな彼女が2001年にリリースした本作は、当時の相棒Timbalandとがっつりタッグを組んで挑んだ傑作にして怪作に仕上がっています。一番衝撃的だった曲はやはりこれでしょう。「これからみんなでめちゃくちゃ踊って騒ごう騒ごう」という日本語の台詞で幕が開く奇抜曲『Get Ur Freak On』。「イチ、ニ、サン、シ」というフレーズも◎だし、ループされた三味線みたいな音も病み付き度大で、ハマるとなかなか抜け出せない中毒性アリアリな1曲になってました。この"盆踊り+HIP HOP"なトラックはマジで衝撃的だったなぁ。

その他のシングル曲は、Ludacrisをフィーチャーした妖しくもキャッチーなミディアム『One Minute Man』、同じTimbalandファミリーであるGinuwineとデュエットした美スロウ『Take Away』、フィーメール・ラッパーEveと共演した『4 My People』などがありましたね。

この3曲も好きなんだけど、個人的にプッシュしたいのは親友Tweetが艶っぽくも透明感のある歌声で援護射撃する『Old School Joint』。このTweetの歌声は魅力的すぎて反則でしょ。主役で個性派のMissyの存在感が薄れてるのがその証。Tweetの良さを再確認できる1曲って感じですね。

これら以外もオリジナリティ溢れる曲のオンパレードで、MissyとRedman & Method Manという個性派3人が暴れまくる『Dog In Heat』、MissyとTimbalandの奇天烈コンビにしか出来ない1曲といっても過言ではない『Lick Shots』、『Whatcha Gon' Do』、Timbalandの掛け声と共に疾走する『Scream a.k.a. Itchin'』、相性のいいTweetと再び絡まる『Step Off』、タイトルどおりセクシーな『X-Tasy』、Da BratとJadeの女性MC3人がマイクをまわす『Slap! Slap! Slap!』、Lil' Moのハイトーン・ヴォイスが聴く者を虜にする魅惑のインタールード『I've Changed』、そしてHIP HOP界のドンJay-Zを招いたヒット・シングルのリミックス『One Minute Man (Remix)』と、これまでの2作同様いい意味でアクの強い1枚になっています。

カオスというか何と言うか…MissyとTimbalandにしか作ることの出来ないこの世界は鉄板ですね。新作では再びがっつりTimbalandと組むなんて噂もあるみたいだけど実現するのかな。楽しみです。