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類稀なるダンス・センスと安定した歌唱力で人気を得ている「Mr.エンターテインメント」ことUsherのLIVE DVD『Live Evolution 8701』についてレビュー。アメリカを代表する歌って踊れる男性シンガーといえば、一番に思い浮かぶのがUsherではないでしょうか。本作は大成功を収めた8701ワールド・ツアーのオーランド公演を収録したもので、2002年に発売されたものになります。

オープニングはギタリストの演奏による『National Anthem』で開幕。バックスクリーンにはUsherの幼少期からこれまでの映像が駆け巡るように流れ、セクシーな女性と逞しい男性ダンサーが踊り狂いながら登場。そして『I Don't Know』のイントロと共に主役Usherが降臨します。

『I Don't Know』、『If I Want To』とアルバム『8701』からの曲を立て続けにぶっ放すわけですが、これがいきなり素晴らしいんですよ。キレのあるダンスやバックダンサーとの息の合ったパフォーマンスも最高だし、火薬を使った大掛かりな演出も見応え十分で、序盤から心奪われまくりで再生数分で興奮MAX状態。

お次の『Just Like Me』は女性ダンサーによるポールや椅子を使用したストリッパー顔負けのセクシーなダンスが炸裂。「この曲は主役の存在感がイマイチだよなぁ」なんて思ったのもつかの間。続く『I Can't Let You Go』でやってくれます。女性ダンサー4人との官能的な絡みやダンスに、Usherのソロ・ダンス&ラップと、「Mr.エンターテインメント」としての旨味がぎっしり凝縮されたパフォーマンスで魅せてくれます。

激しいダンス中心の見せ場はひとまずここで終了し、お次はしっとりセクシーなゾーンへ突入。Usherと女性が悩ましく交わるモノクロ映像『Romance Video』が流れた後は、スタンドマイクでしっとり語りかけるように歌う『Bedtime』を熱唱。この段階で約半数の女性ファンがトロットロにトロけちゃってるわけだけど、完全にトロけちゃうのはまだで。

お次の『Nice & Slow』は、のっけからステージに用意されたベッドに寝そべった状態でスタート。歌が始まったあともパンツの中に手を入れたり、マイクスタンドに向かって腰を振ったり、シャツをはだけ素肌を露出したりと、女性ファン濡れ濡れ必至のパフォーマンスを披露。

でもまだイってはダメです。イクなら次の『I Need A Girl』でイっちゃいましょう。会場にいる観客の中から1人の女性をステージに上げ、ベッドの上に座らせます。そこにはプレゼントが用意されていて、中身はUsherTシャツとピンクのランジェリー(笑)続く『Twork It Out』も女性ファンの膝の上に寝そべったり、鏡の前で悩ましく絡んでみたり、ベッドに押し倒してキスしたり…とにかく至れり尽くせり状態。これはJanetもビックリの演出ですね。

さてここからは3つ目となるゾーンへ突入。雨の演出のなかシャツを引き裂き熱唱する『U Got It Bad』、アツいダンスで観客を魅了する『My Way』、男性ダンサーと椅子を使ったパフォーマンスを披露する『You Make Me Wanna』、中盤に用意されたUsherのソロ・ダンスも必見な『U Remind Me』、ダンサー総動員(7人)で踊り倒す『U Don't Have To Call』、そしてラストはMarvin Gayeの名曲カヴァー『What's Goin' On』と、一瞬たりとも目が離せない圧巻のステージになっています。なお本編とは別に『U Don't Have To Call』のリハーサル映像なども収録されています。

歌で聞かせダンスで見せる…これはマジで見応えありますね。見ててほんと飽きない。「Mr.エンターテインメント」と呼ばれてるのも納得ですよ。Usherファン、歌って踊れるアーティスト・ファンは言わずもがな、全ての音楽ファンに見てほしい1枚です。