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KING OF POPことMichael Jacksonの死を追悼し、Michael及びJackson 5の名曲をトップ・アーティスト/DJたちがリミックスした強力アルバム『The Remix Suite』についてレビュー。アルバム発売に先駆けデジタル配信されていた本作ですが、CDでもリリースされました。参加してるプロデューサーはStarGate、The Neptunes、Polow Da Don、Dallas Austin、Akonなど、錚々たる面々が顔を揃えています。

収録されているほとんどの曲が今ドキの近未来系にアレンジされていて、StarGateが手掛けた1曲目『Skywriter (Stargate Remix)』から宇宙旅行へいざなってくれます。The Neptunesがプロデュースした2曲目『Never Can Say Goodbye (The Neptunes Remix)』も、彼ららしいパーカッシヴさとフューチャリスティックな感じのミックス具合が絶妙で、心地いい空間を作り出すことに成功しています。

Michael Jackson名義の3曲目『I Wanna Be Where You Are (Dallas Austin Remix)』は、久々の登場となるDallas Austinが登板。キラキラ・ソウルフルな原曲も大好きだけど、Dallasが担当した今回のバージョンも大袈裟抜きで素晴らしい出来なんですよ。ソウルフル感は残しつつも未来的にアレンジされていて思わずニヤリ。

続く『Dancing Machine (Polow Remix)』も売れっ子Polow Da Donが見事な手腕を披露していて、アゲアゲのアッパー・チューンでテンションを上げる手助けをしてくれます。Salaam Remiによる『ABC (Salaam Remi Remix)』は彼の十八番といっても過言ではないREGGAE風味のアレンジで、Akonが手掛けた『Ben (Akon Remix)』は壮美な仕上がりになっています。個人的には1曲目〜4曲目の"宇宙旅行"な流れがツボですね。

残りのリミックスは『Forever Came Today (Frankie Knuckles "Directors Cut Late Night Antics" Remix)』、『Dancing Machine (Steve Aoki Remix)』がクラブ・リミックスで、『Hum Along And Dance (Morales Giamsta Mix)』がジャジーでもありクランキーでもありロッキッシュでもあるような感じ。そしてデジタルちっくな『Ain't No Sunshine (Benny Blanco Remix)』、サボテンやテンガロンハット、荒野を連想させるような『Maria (You Were The Only One) (Emile Haynie Remix)』、ストリングスが効いた『Maybe Tomorrow (Sturken & Rogers Remix)』と、多種多様な楽曲が収録されています。

売れっ子プロデューサー&DJ達がKING OF POPへのリスペクトの意を込めて提供した楽曲の数々。さっきも書いたけど俺は1曲目から4曲目の流れが好きで、このゾーンのリピート回数が半端ないことになってます。中のブックレットもいい感じですよ。

The Remix Suite
Jackson, Michael
Motown
2011-03-11

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