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あのThe Notorious B.I.G.の元奥方としても知られる、BAD BOYの元祖ファースト・レディーFaith Evansの2ndアルバム『Keep The Faith』についてレビュー。2005年にリリースした4thアルバム『The First Lady』以降、オリジナル・アルバムが出てないのが現状ですが、最近はどうしてるのだろうか。彼女の歌声は雨を連想させるというか唯一無二の魅力がありますよね。Faithさん、新作待ってますからヨロシクでーす。

さて1998年にリリースされた本作は、傑作といわれたデビュー・アルバム『Faith』に負けない出来で、BAD BOYらしい大ネタ使いが炸裂した好盤になってるんですよね。イントロ明けの『Love Like This』はChic"Chic Cheer"をモロ使いしたダンサブル・チューンで、再生早々BAD BOYらしくアゲにかかります。続く『All Night Long』もレーべルのドンPuff Daddyのラップをフィーチャーしたアップで、後半のFaithの熱唱に軽くノックアウト…。

と序盤のアップ2曲からして素晴らしいんだけど、彼女の濡れた歌声がこの上なく光るのはミッド〜スロウ。個人的にもろツボなのが、Al Johnson"I'm Back For More"使いの『Sunny Days』、彼女のエモーショナルなヴォーカルが痛いほど突き刺さる泣きのスロウ『Anything You Need』、当時のレーベルメイトである男性R&Bグループ112としっとり歌声を重ね合う『Caramel Kisses』の3曲。…と、少数に絞るつもりだったけど捨て難い曲がてんこ盛りなんですよね^^;

Rick Ross『Magnificent feat. John Legend』と同ネタAngela Bofill"Gotta Make It Up To You"使いのしっとり煌びやかナンバー『Life Will Pass You By』もいいし、雷鳴などの効果音がアクセントになった『Keep The Faith』も最高。あとKelly Priceがソングライトやボーカル・アレンジで参加した『My First Love』と『No Way』も美味と、収録曲のほとんどがお気に入りだったりします(笑)

残りの2曲『Never Gonna Let You Go』と『Lately I』は、BabyfaceとDian Warren & David Fosterが名を連ねてることからもわかるとおり問答無用の王道バラードです。黒さが薄くなるので軽く好き嫌いがわかれるかもしれないけど、本作の中で聴くと嫌味がなくて俺はアリでした。

何年かぶりに聴いたけど今でも全然聴けますね。Puff DaddyをはじめChucky Thompson、Stevie J、J-Dub、Ron Lawrence、Dentなど、皆いい仕事してるわ。最近ご無沙汰だったFaithの泣きのヴォーカルをお腹いっぱい味わうことができました。