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Dallas Austinのバックアップでアルバム『Miss Thang』でデビューを飾ったのが1995年。あれからもう15年も経つんですね。類稀な歌唱力でトップシーンに君臨し続けている女性R&BシンガーMonicaの6thアルバム『Still Standing』についてレビュー。むこうでは昨年10月末よりBETで彼女のリアリティ・ショウが始まってるということなので、アルバム発売のタイミングはバッチリですね。

本作からの先行シングルは『Still Standing』と『Everything To Me』の2曲で、『Still Standing』は売れっ子Bryan-Michael Coxによる重厚なR&B/HIP HOP曲でした。客演で参加してるLudacrisも期待を裏切らない存在感抜群のラップで援護射撃してくれてます。一方の『Everything To Me』は毎回Monicaと素晴らしい相性をみせてくれる才女Missy Elliottが手掛けたソウルフル・ナンバーで、ソングライトではあのJazmine Sullivanも参加。ちなみにDeniece Williams"Silly"をサンプリングしています。

Missy Elliott & Jazmine Sullivanはもう1曲『If You Were My Man』も手掛けてるんだけど、こちらは一昔前にタイムスリップしたような曲で、懐かしさ漂う好曲になってます。以前と比べるとMissyを見かける機会が減ったように思うけど、相変わらずの素晴らしい仕事ぶりで彼女はまだまだ健在なんだと良さを再確認。女性シンガーと絡むと素晴らしいケミストリーを生むから、もっともっと活躍してほしいんだけどなぁ…。Missy自身のNEWアルバムも早く聴きたい!…って脱線しすぎですね。

閑話休題。上記のシングル曲以外も期待を裏切らない上質曲のオンパレードで、The-Dream作品で知られるLos Da Mystroによるイマドキ仕様のメロディアス・ナンバー『One In A Lifetime』、女性目線のリリックに定評がるNe-Yoが書いた流麗なミッド『Stay Or Go』、T.I.やBeyonce作品も手掛けるJim JonsinプロデュースのHIP HOP寄りのビートが炸裂する『Mirror』、コンスタントにヒット曲を放っているPolow Da DonがMonicaの歌唱力を活かしたミッドを提供した『Here I Am』、Bryan-Michael CoxとJohnta Austinの鉄板コンビによる『Superman』、こちらもJermaine Dupri & Bryan-Michael Coxの最強の布陣がバックアップした陶酔率100%のスロウ『Love All Over Me』、そしてラストはStarGateプロデュースによるアコースティックなバラード『Believing In Me』と、豪華メンバーによる上質なミッド〜スロウがお腹いっぱい味わえる文句なしの1枚に仕上がっています。

全10曲と非常にコンパクトな内容だけど捨て曲は一切無しってのがいいですね。軽くイマドキな曲やHIP HOP寄りの曲もあったりするけど、基本は彼女の歌声を活かしたR&Bナンバーで構築されてるので安心して聴くことが出来ます。

Still Standing
Monica
J-Records
2010-03-23

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