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Missy Elliottのバックアップで登場したフィラデルフィア出身の女性シンガーJazmine Sullivanのデビュー・アルバム『Fearless』についてレビュー。15歳の時にJive Recordsと契約しデビュー寸前までいってたという過去が物語るとおり彼女の実力は本物で、MissyやJ Recordsが惚れたのも納得。21歳とは思えない貫禄溢れる歌声を持っています。

記念すべきデビュー・シングルは『Need U Bad』でしたね。Missyがプロデュースしたこの曲は、レゲエ・ビートと彼女のソウルフルな歌声がこの上ない相性で絡まる心地よさ100%曲で、Billboard Hot R&B/Hip-Hop Songsで見事1位を獲得。国内盤である本作の13曲目には人気ラッパーT.I.をフィーチャーした『Need U Bad Remix』も収録されています。Missyはもう1曲『Dream Big』も手掛けてるんだけど、サンプリングねたがDaft Punk"Veridis Quo"なんですよね。「レゲエの次はこれよ!」ってな感じでJazmineのいろんな魅力を引き出すMissy…さすがです。

Missyも奮闘してるけど、本作で一番多くの曲を手掛けているのがFugees作品などでおなじみのSalaam Remi。ワルツのような雰囲気に包まれる2ndシングル『Bust Your Windows』、濃厚でコクのあるソウルフル・ヴォイスが存分に活かされた3rdシングル『Lions, Tigers & Bears』、サビの力強さにダウンを奪われること必至の『Call Me Guilty』、そして疾走感のあるビートが◎なアップテンポ曲『Live A Lie』と計4曲をプロデュース。どの曲も彼女の持ち味である渋みのあるソウルフル・ヴォイスを上手く活かしていて好感が持てるというか、「グッジョブ!」と言いたくなる仕上がりになってますね。

その他の注目は、売れっ子Stargateによるシンセの効いたポップ寄りバラード『After The Hurricane』、彼女と同じフィリー出身のIvan Barias & Carvin Hagginsプロデュースのファンキー・チューン『My Foolish Heart』の2曲でしょうか。Stargateならではの白寄り曲も、Jamineにかかればソウルフル曲に変貌。あっぱれすぎて笑えます。

これら以外も『One Night Stand』のような懐かしさを感じさせるアップ、フィンガースナップしながら歌う『Fear』、どこまでも伸びやかに歌うシンプル&パワフルな壮美バラード『In Love With Another Man』、そしてボーナストラックとして収録された『Switch!』と、どの曲もこちらの期待を裏切らない充実したデビュー作になっています。

その圧倒的な歌唱力は幼い頃から注目され、本作リリースまでの間Christina MilianやJennifer Hudsonらに楽曲提供するなど、すでにソングライターとしての才能もお墨付きのJazmine。なんとも恐ろしい21歳ですね。次は彼女の歌唱力を前面に押し出した超絶バラードが聴きたいなぁ。期待しています。