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エロ・ビッチ・ラッパーからセレブ系ラッパーへ変貌を遂げたマイアミのフィーメール・ラッパーTrinaの5thアルバム『Amazin'』についてレビュー。Lil' Kim、Foxy Brown、Eveなど、一世を風靡したフィーメール・ラッパーが苦戦を強いられアルバムを出せないでいる中、Trina嬢はサクッとリリースしてきましたね。「今をときめくNicki Minajなんか蹴散らしてやる!」ってな感じでしょうか(冗談です。笑)

本作からの先行シングルはHIP HOPセレブ界のドンDiddyと才色兼備Keri Hilsonをフィーチャーした『Million Dollar Girl』でした。最初Diddyの名があることに軽く違和感を感じたんだけど、良く考えるとセレブ色を出すにはもってこいな人選だよなと納得。この曲はDiddy『Last Night feat. Keyshia Cole』を軽くしたような感じですね。結構病み付きになります。

Trinaのアルバムといえば毎回豪華なゲストを招いてる印象があるんだけど、今回もこれまでを踏襲したような多彩なゲスト陣が参加してます。Jason Deruloを当てたJ.R. Rotemプロデュースで女性シンガーShonie客演のキラキラ軽やかな『On Da Hush』、ベテラン・レゲエ・シンガーLady Sawと飛ぶ鳥を落とす勢いのNicki Minajを招いた怪しくもカッコいい『Dang A Lang』、NEWアルバムも好調なMonicaのソウルフルな歌声が花を添えるメロディアス・ナンバー『I Want It All』、こちらもMonica客演でYing Yang Twins『Bedroom Boom feat. Avant』と同ネタAnquette"I Will Always Be There For You"を使った極上の歌モノ『Always』、Missy Elliott『Lose Control feat. Ciara & Fat Man Scoop』のリミックスといっても通用しそうな『White Girl』(Flo-Rida、Git Fresh客演)、Lil WayneとRick Rossというキャラの濃い2人をフィーチャーしたずっしりドロドロ系『Currency』、ゲットー・シンガーLyfe Jenningsの渋い歌声がいい味出しまくってる哀愁系ナンバー『Make Way』、Diddyの新ユニットDirty Moneyの一員Kalenna Harper客演のキャッチー曲『Let Dem Hoes Fight』、そしてラップというか語りを披露するエンディング曲『Capricorn』(Shonie客演)と、ゴージャス極まりない楽曲がずらり。個人的一押しは元ネタがいい『Always』ですかね。R&Bファンならきっと好きになると思います。

Trina単独で挑んだ曲も抜かりない出来で、サウスの女帝らしくハードに攻める『That's My Attitude』や、加工した声がアクセントになった『My Bitches』もいいんだけど、それ以上にツボだったのがJ.U.S.T.I.C.E. Leagueプロデュースの『By Myself』と、煌びやかなトラックやロボ声が◎な『Showing Out』の2曲。この2曲は聴いた瞬間惚れましたね。ほどよくキャッチーで何回も聴けちゃいます。

うん、全体的にいい感じですね。ハードに攻めた曲もあるけど、ほとんどの曲が聴きやすいから最後まで通して聴いても疲れないです。