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最近は音楽面よりもスキャンダラスなニュースで話題を振りまいてる印象が強い個性派シンガーKelisの5thアルバム『Flesh Tone』についてレビュー。スキャンダラスなニュースというのはもちろんNasとの離婚問題。人様の離婚問題とかどうでもいいっちゃどうでもいいけど、結構泥沼化して大変みたいですね〜。とまあお節介婆のような話題はこれくらいにしてNEWアルバムの話へ移ります。

本作は人気グループThe Black Eyed Peasの中心人物Will.I.Amのレーベルに移籍して放った作品で、先行シングル『Acapella』はKelly Rowlandが歌ったメガ・ヒット曲『When Love Takes Over』でおなじみのDavid Guettaがプロデュースを担当。ダンスチャートで1位を獲得したこの曲は、R&BとかHIP HOPを飛び越えたエレクトロなダンス・チューンになっていて軽くド肝を抜かれたわけだけど、その他の曲もKelis本人が「フューチャリスティック・ディスコ」と呼ぶとおり、『Acapella』のようなエレクトロなダンス・チューンで埋め尽くされています。

参加してるメンツは、先行シングルも手掛けたフランスのスーパー・セレブDJ/プロデューサーDavid Guettaをはじめ、ドイツはベルリン出身のKid Alexによるエレクトロ・プロジェクトBoys Noize、The Black Eyed Peasの大ヒット曲『Boom Boom Pow』のリミキサーでもあるDJ Ammo、おなじくBEPのNEWアルバム『The E.N.D』にもクレジットされているフレンチ・レクトロ界のJean Baptiste、Kid CudiやChris Brownの作品も手掛けてる新鋭Free School、そしてイタリアはミラノ出身のハウスDJであるBenny Benassiなど、才能あるメンツが国境を越えて招集されています。

でこのアルバムはですね、前述したとおりどの曲もフューチャリスティック・ディスコなエレクトロ・チューンになってるので、曲単位でどうこう言うのはやめておきます。まあ簡単に言えばよくも悪くも『Acapella』と同類の楽曲ばかりって感じですかね。ホッと一息つけるようなバラードは一切ございません。てことで『Acapella』がツボなら本作は買い。『Acapella』がダメなら本作の購入は見送る。この二者択一で間違いないと思います。

イマドキなダンス・チューン満載でそれなりに楽しめるけど、正直もうこういうノリは飽きたというかお腹いっぱいな感じもしますね。でも完全にエレクトロな方向に振り切ったのは潔くて好感が持てるかも。あと曲数を全9曲とコンパクトにまとめたのも正解かなと。