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90年代から彼女ならではの魅惑の低音ヴォイスで魅了し続けている、ベテラン女性シンガーToni Braxtonの6thアルバム『Pulse』についてレビュー。前作『Libra』が2005年発売だから、あれからもう5年も経つのか。ご無沙汰感が否めなくもないけど、ラスベガスのショーをやったりダンス番組に出演したり、そしてTrey Songzとのキス・パフォーマンスなど、なんだかんだあったから顔はちょくちょく見てた気がしますね。

そのキス・パフォーマンスの時に披露された曲が本作からのシングル『Yesterday』。でも本作はTrey Songzとのデュエット・バージョンではなく、Toniのソロ・バージョンが収録されてます。これはちょっと残念だけど、デュエット・バージョンはiTMSでも買えるし、国内盤にボーナストラックして収録されるようです。この曲のクレジットを見て「おっ!」と思ったのがボーカル・プロデュースで関与してるHarvey Mason, Jr.。そう、元The Underdogsの彼です。なんと彼は11曲中9曲に関与しちゃってます。

Babyfaceが不参加なのは悔やまれるけど、彼の弟子的存在のHarvey Mason, Jr.の大幅関与は嬉しいサプライズですね。シングル繋がりでいくと『Hand Tied』はToniの低音ヴォイスが活きたミディアム・バラード。セクシーなPVもよかったですよね〜。PVといえばダンスシーン満載の『Make My Heart』もなかなか。6曲目『Lookin' At Me』も含め、どちらも嫌味のない程度に流行を意識したアップなんだけど好感が持てる仕上がりで、「若い子達には負けないわよ〜!」というToniの心の声が聞えてきそうです(笑)

他も地味に好曲ぞろいで、David Fosterプロデュースによる『Woman』、ギターやドラムなど生バンド演奏が活きた『If I Have To Wait』などのバラードや、Harvey Mason, Jr.プロデュースによる間違いない2曲『Hero』&『Why Won't You Love Me』、イマドキなようでノスタルジックな雰囲気も漂っているミッド『Wardrobe』、艶女の魅力が炸裂するしっとりアコースティックなスロウ『No Way』、そしてRihannaやNe-Yoらも手掛けるChuck Harmonyプロデュースによる壮大なバラード『Pulse』と、安心して身を委ねることが出来る好盤になってます。

いくつかの曲で流行を意識してはいるんだけど、さじ加減が絶妙というか適度なので好感が持てますね。なおiTMSで扱ってるデラックス盤ではボーナストラックとして『Yesterday feat. Trey Songz』、『Stay』、『Rewind』、『Caught (Don't Take Your Hat Off) feat. Mo'Nique』の4曲が売られてます。俺はCDを持ってたのでボートラだけiTMSで購入しました。どれもメイン曲同様いい感じですよ。