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アーバン・ゴスペル界のスーパー・シスターMary Maryの4thアルバム『The Sound』についてレビュー。グラミーやAMAなど数々の賞を受賞し、これまでの作品すべてがプラチナまたはゴールド・ディスクを獲得。素晴らしいですね。クリスマス・アルバムを含めると本作で5作目か。順調にアルバム・リリースできてますね。

本作もこれまでの作品同様、ゴスペル以外にもR&B、ソウル、HIP HOP、ポップ、ジャズなど、いろんな要素を取り込んだ素晴らしい内容になってますよ。リード・シングルはEricaの旦那様でヒットメーカー/プロデューサーのWarryn Campbellが手掛けた『Get Up』。彼女達の類稀な歌唱力を活かした壮快なアップで、アルバムの購買意欲を刺激するのにもってこいな1曲でした。

アルバム曲を見てみるとほんといろんなタイプの楽曲が収録されていて、モータウン・サウンドを意識したような『The Sound』や『Boom』、『I'm Running』があると思えば、ラッパーDavid Bannerをフィーチャーした『Superfriend』のようなHIP HOPチューン、そして『Let Go』などのヒットで知られるKierra "Kiki" Sheardと共演した『God In Me』はモロT-Painなナンバーになってたりして、聴き手を飽きさせないラインナップになってます。ちなみにこれらの曲のプロデュースを手掛けてるのはWarryn Campbell。ていうか彼は全曲のプロデュースをやっちゃってます(笑)アコースティックな味付けの『Dirt』なんかもあるし、Warryn Campbellはいろんなタイプの曲を作れちゃうんですね。引き出しの多さに感嘆しちゃいます。

上記以外の曲は彼女達の歌声に焦点を合わせたシンプルで美しいミッド〜バラードになっていて、メロディの感じがなんとなくChicagoの名曲『Hard To Say I'm Sorry』に似てる気がする『Forgiven Me』、今っぽくいうとセツナ系の美メロ・ミッド(笑)『Seattle』、ギターやストリングスが壮美に鳴り渡る『I Worship You』、そしてラストはAndrae Crouch、Daryl Coley、Tramaine Hawkins、Walter Hawkins、Dorinda Clark-Cole、Joe Ligon、Karen Clark Sheard、Rance Allenといった大所帯で歌い上げる『It Will All Be Worth It』と、彼女達の魅力をいろんな方面から引き出した好盤になっています。

アップテンポな曲もいいけど、歌える彼女達の魅力が存分に活きてるのはやはりミッド〜バラードですね。この歌声…ほんと唯一無二です。