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全米No.1シングルを4作品もってたり、グラミーを3度受賞するなど、華麗な経歴をもつミッドウェスト出身のラッパーNellyの6thアルバム『5.0』(DELUXE VERSION)について感想を。「タイトルの5.0ってどういう意味があるんだろう」と思ったら、フォード・マスタングの5.0リッターエンジンにちなんでるみたいですね。ということでNellyが若い頃から憧れていたフォード・マスタングの5.0リッターエンジンをモチーフに作られたという本作。

先行シングルは『Just A Dream』と『Move That Body』でしたっけ。『Just A Dream』はJim Jonsinがプロデュースしたメロディアス・チューンで、『Move That Body』はT-PainとAkonという人気者2人を迎えたアップテンポ曲でした。ちなみにプロデュースはKaty PerryやKe$haなどヒット曲を連発してるDr. Lukeが手掛けてます。

この2曲も上出来で普通に好きなんだけど、俺のツボを猛刺激したのは3rdカットとなる『Gone』。特大ヒット曲『Dilemma』の相棒Kelly Rowlandを再び迎えた鬼メロディアス・ナンバーで、巷では"Dilemma Part.2"なんて呼ばれてたりもしてる1曲。ベタで二番煎じかもしれないけど、これ最高ですよね〜。歌うようにラップするNellyにピッタリな曲だし、Kellyもイキイキしてる気がするのは俺だけだろうか。とにかくこれ目当てで本作を購入したといっても過言ではないです。

シングル以外でお気に入りなのは、Chris BrownとPliesをフィーチャーした『Long Gone』と、デラックス・バージョンのエンディングをかざる『k.I.s.s.』ですかね。前者は俺の大好きな夜系キラキラ曲でプロデュースはPolow Da Don。後者はRico Loveが手掛けるんだけど、Total『Kissing You』が好きな人はぜひ一聴あれ。絶対にツボるはずです。Rico Loveといえばしっとりとした『Making Movies』もよかったし、シンセが飛び交う『Don't It Feel Good』もよかったですね。シンセといえばThe RunnersプロデュースKeri Hilson客演のアゲアゲ・ダンスチューン『Liv Tonight』も超イマドキでヒットポテンシャル高い1曲になってます。これシングル・カットしたら絶対人気出ると思うんだけど。

他のアルバム曲もいいものが多く、Baby(Birdman)とDJ Khaledをフィーチャーしたオープニング・ナンバー『I'm Number 1』、人気ラッパーT.I.と共演した夜っぽいひんやりメロディアス曲『She's So Fly』、The Notorious B.I.G."Everyday Struggle" & "Kick In The Door"使いでNelly節が小気味よく炸裂する『1000 Stacks』、ちょいハード目な味付けの『Broke』、Akonあたりがやりそうなクロスオーバー系バラード『Nothing Without Her』、Talib KweliとAli客演のちょいロッキッシュな哀愁系『Go』、そしてAvery Stormの歌フックが◎な好ミディアム『If I Gave U 1』と、個人的に当たり曲多めで買ってよかったと思えるアルバムでした。

『Gone』目当てで「どうせ買うなら曲数の多いデラックス・バージョンでしょ」ってな軽いノリで購入した1枚だけど、予想以上に粒揃いで嬉しいビックリですよ。プラスされた3曲もいい出来だし、今から購入を考えてる人はちょっと奮発してデラックス・バージョンを購入することをおすすめします。