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ベテランの域に達しているにもかかわらず、コンスタントに作品を発表している才能溢れるシンガー・ソングライターR. Kellyの10thアルバム『Love Letter』について感想を。R. Kellyといえば「2010年はアルバムを3枚リリースするよ」なんて言ってましたが、結局『Epic』と本作の2枚だけでしたね。まあ2枚でも十分すごいので問題なし…だけど、『Epic』はゴスペル・ベスト的な内容で持ってる曲がほとんどだったのでパスしちゃいました。

さて本題である本作についてですが、Marvin GayeやSam Cookeを意識した"R. Kelly流50s〜60sオールド・ソウル風"な内容になっています。アルバム・カバーもそういうちょい昔風な雰囲気ですよね。先行シングルはオールド・ソウル風味のバラード『When A Woman Loves』でした。すごくいい曲だと思うけど個人的には「普通に好き」レベルで、「きたぁーっ!」って感じはあまりなかったんですよね。

どちらかというと次のシングル『Love Letter』の方が軽くステッパーズ調で聴いてて気持ちいいというか好みです。ちなみに13曲目『A Love Letter Christmas』は、『Love Letter』のクリスマス・バージョンになっていて歌詞が違ってます。Rさん、洒落たことしてくれますなー。

前述したとおり本作は『Radio Message』、『Music Must Be A Lady』、『How Do I Tell Her?』など、R. Kelly流ソウル・マナーな楽曲がひしめいてるんだけど、『Taxi Cab』はちょい雰囲気が異なるというか、ギターがうねる渋い哀愁系ナンバーといった感じで存在感を放ってるかな。あと本作唯一のゲストK. Michelleと熱唱バトルを繰り広げる『Love Is』、ラストに隠しトラックとして収録された、R. Kellyが故Michael Jacksonに提供した曲のカヴァー『You Are Not Alone』もいいアクセントになってて◎。

これら以外は、品のいいミディアム・ダンサー『Number One Hit』、続くこちらも自然と体が揺れてしまうひんやりとしたスムージー系『Not Feelin’The Love』、懐かしい香りとRマナーが融合した心地よさ100%の『Lost In Your Love』、『Just Can't Get Enough』、『Just Like That』と、静かに体が揺れちゃうような曲が収録されています。

「セクシーな曲を排除した優等生なアルバム」といった印象の1枚で、エロ曲やHIP HOP寄りの曲が好きな人はガッカリするかもしれないけど、たまにはこういう懐かしい香りに包まれたアルバムもいいですね。

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