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エモーショナルな歌声で人気を得ている実力派R&BシンガーKeyshia Coleの4thアルバム『Calling All Hearts』について感想を。R&Bシーンで活躍しているシンガー達の多くがジャンルの枠を飛び越えたダンスチューンなどに傾倒していくなかで、KeyshiaはR&B魂のこもった曲を発表し続けてる印象がありますよね。そんな彼女が昨年末にリリースした本作。

先行シングルは大人気フィーメール・ラッパーNicki Minajをフィーチャーした『I Ain't Thru』でしたね。The AREとRon Fairがプロデュースを手掛けていてなかなか悪くない曲なんだけど、チャートではそれほど大きなヒットにはならず…。で次なるシングルがJ.U.S.T.I.C.E. Leagueプロデュースによる『Long Way Down』。こちらはKeyshiaらしい1曲といった感じの切ないミディアム・バラードで、彼女の歌(歌声)に陶酔を余儀なくされる好曲。Keyshia節が炸裂してていいですね。

アルバム曲を見渡してみると、まずゲストが豪華なことに驚かされます。才能あふれるシンガー・ソングライターTankとデュエットした上質なミッド『Tired Of Doing Me』、The Notorious B.I.G."Warning"使いで、Biggieの元妻Faith Evansと共演した存在感抜群のHIP HOP SOUL曲『If I Fall In Love Again』、人気プロデューサーTimbalandがプロデュースのみならず客演でも参加した『Last Hangover』、そしてKeyshiaの母親Dr. Yvonne Coleとの親子デュエットで聴かせるミディアム・バラード『Thank You』と、ゲストも豪華だけど曲の出来も素晴らしいんですよ。でも正直Timbaland曲はちょっと印象薄いかな。

他で気になったのは、ベテランJimmy Jam & Terry Lewis提供の『So Impossible』。相変わらずの期待を裏切らない仕事ぶりで、才能が枯渇してないことを証明してますね。さすがです。上記以外の曲も簡単に紹介すると、アコースティックな美バラード『Sometimes』、Ashanti作品などで知られるChink Santanaが手腕を発揮したメロディアス&ドリーミーな『Take Me Away』、こちらもChink Santanaプロデュースのミッド・スロウ『What You Do To Me』、そしてラストはSong DynastyとRon Fairによる上質バラード『Better Me』と、安心して聴くことができる安定感ある内容になってます。

目新しさはないかもしれないけど、俺はKeyshiaらしい曲が網羅されていて好きですね。でもひとつ気になる点を挙げるとしたら、アルバム・カバーの青い口紅とハートマーク?今は慣れたけど、初めて見た時はビックリしました(笑)