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フィラデルフィアを代表する女性デュオFloetryのメンバーとしても知られる、Marsha Ambrosiusのソロ・デビュー・アルバム『Late Nights & Early Mornings』について感想を。Marshaといえば、元相方Natalie "The Floacist" Stewartとの不仲や、Dr. DreのAftermath Entertainmentに移籍するもアルバムはお蔵入りといった出来事が思い出されますよね。

Aftermath EntertainmentからJ Recordsへ移籍して制作された本作は、Floetry時代のファンも安心して聴ける美しくもソウルフルな内容になってます。まずはシングルについて。『Hope She Cheats On You (With A Basketball Player)』と『Far Away』がカットされてるんでしたっけ。どちらも上質で美しい曲になってるんだけど、『Far Away』はJust BlazeプロデュースでSterling Simmsがソングライトに名を連ねています。クレジットだけ見ると『Far Away』に惹かれるけど、曲は『Hope She Cheats On You (With A Basketball Player)』の方が好きかな。エモーショナルな歌い方に惚れ惚れしちゃいます。

2曲目『With You』はAlicia Keysと共作してるんだけど、これはAliciaのアルバム『As I Am』用に作ったけど、未収録になったからMarshaが貰ったという経緯があるみたいですね。あと注目なのは、Lauryn Hillの隠れた名曲?をカヴァーした『Lose Myself』、イギリスのグループPortisheadのカヴァー『Sour Times』、そして故Michael Jacksonに提供した楽曲のセルフ・カヴァー『Butterflies (Remix)』あたりでしょうか。なかでも『Lose Myself』はLaurynとはまた違った良さがあってすごくいい。個人的に本作で1、2を争うくらい好きかも。

その他の曲も簡単に触れていくと、Amerie作品などでヒット曲を連発したRich Harrisonがプロデュースした美曲『Late Nights & Early Mornings』、彼女と敏腕コンビAndre Harris & Vidal Davisが共作したしっとり系『Your Hands』、ゆったりとした曲が多い本作の中では比較的リズミカルな部類に入る『I Want You To Stay』、ソウルフル&ブルージーな『Tears』、そしてピアノに乗せ歌うバラード『The Break Up Song』など、彼女らしい好曲が多数収録されています。

思ってたとおり時代や流行に左右されない長く愛聴できそうな内容になってますね。あとこれは余談ですが、Marsha綺麗になりましたよね。Floetry時代はどこか垢抜けないイメージがあったけど、このジャケットの彼女とかすごく綺麗だな〜。