6109502a

R&B界のナヨ声王子ことLloydの4thアルバム『King Of Hearts』について感想を。LloydといえばIrv Gotti率いるThe Inc.所属のイメージが強いんだけど、最近はそこを離れ、昨年3月にInterscopeのZone 4へ移籍。Zone 4といえばPolow Da Donのレーベルですよね。ということで本作にPolow Da Donが大幅に関与することは簡単に予想できてたわけですが…。

蓋を開けてみると予想どおりPolow Da Donがガッツリ関与しており、プロデュースやコ・プロデュースで全14曲中13曲と、1曲目のイントロを除く全ての楽曲に名を連ねています。こりゃ凄い気合いの入り様ですね〜。で本作からの先行シングルは、Patti LaBelle"Love, Need And Want You"をサンプリングした『Lay It Down』でした。この元ネタは特大ヒットNelly『Dilemma feat. Kelly Rowland』でも使われたあの名曲。『Dilemma』も大好きだけど、今回の『Lay It Down』もかなりメロディアスで1回聴いた時点で即ノックアウト。もうねぇ、アホかってくらいリピートしちゃってて。自分でも怖いくらいハマっちゃってます。

その次にお気に入りなのはいくつかあるんだけど、ラッパーGameの雄臭いラップをフィーチャーした『Intro (MDMA)』、Andre 3000とLil Wayneという人気者2人を招いたちょいファンキーな『Dedication To My Ex (Miss That)』、イントロを聴くとHIP HOPっぽいんだけど歌が乗ると爽やか系に様変わりするAwesome Jones!!!客演の『Cupid』、ほんのりエレクトロなメロディアス・ナンバー『Jigsaw』、R&Bの枠を飛び越えたポップ・ロック系バラード『Angel』、サビのエモーショナルな歌い方がグッとくる『You II』、そしてR. Kelly、Keri Hilson、K'naanと共演したエンディング・ナンバー『World Cry』あたりは再生回数多い感じですね。

他も好曲多数で、Chris BrownとKeri Hilson似の歌を披露するVegaをフィーチャーした『Luv Me Girl』、本作からの2ndシングルに抜擢されたセクシーなスロウ『Naked』、Titi BoiとSalo客演のHIP HOP曲『Bang!!!!』、こちらもHIP HOP色濃いめでTrey SongzとYoung Jeezyをフィーチャーした『Be The One』、昔のTimbalandっぽいサウンドが懐かしくもおもしろい『Shake It 4 Daddy』、こちらも軽くTimbalandっぽい印象を受ける『This Is 4 My Baby』など、武器であるナヨ声の魅力が存分に味わえる安心の1枚になっています。

流行のエレクトロ系(そろそろブーム終わり気味?)には走らず、R&B/HIP HOP魂を大切にした内容になっててすごく好感が持てました。あとゲストが豪華なのもよかったです。