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幼いころから芸能界で活動しているBrandyのオリジナル・アルバム6枚目『Two Eleven』(Deluxe Edition)について。ずっと前に買っていたにもかかわらず、気づいたら聴き込むことなくずっとCDラックで眠ってました。「これじゃアカン」ということで、ブログを再開した頃くらいからずっと聴きこんでました。Brandy…全盛期の彼女はトレンドセッター的ポジションにいましたが、いつの間にか存在感が薄くなっちゃいましたね。前作『Human』とか持ってるけどどんな内容だったか思い出せないもんなぁ…。

そんな崖っぷち状態?の彼女が2012年にはなった本作。シングルに抜擢されたのは『Put It Down』と『Wildest Dreams』。前者はMr. BangladeshとSean GarrettプロデュースChris Brown客演という贅沢極まりない1曲。Chris Brownは歌ではなくラップで参戦してるのもおもしろいし曲もキャッチーでいい感じですね。後者はTha BiznessプロデュースSean Garrettソングライトのじわじわ癖になるほんのりダーク曲。一聴した段階では地味で印象に残らなかったけど、繰り返し聴いてるうちに「これいいかも」と思うように。

この曲をはじめ、本作はいい意味でダークというか重い音の曲が多く、Timbalandとがっつり組んだ『Afrodisiac』あたり好きな人はハマれる可能性高いんじゃないかなと思うんだけどどうでしょうか。ちなみにMr. BangladeshとSean Garrettは『So Sick』、『Let Me Go』も手掛けてます。そしてChris Brownはちょいチキった感じの『Slower』の制作にも関与。

他のアルバム曲に目を向けると、こちらもシングルに負けないくらい豪華な面々が召集されていて、"Turn The Lights On"でおなじみのRico LoveとJim Jonsin作の『No Such Thing As Too Late』、『Hardly Breathing』、微かにSting"Shape Of My Heart"っぽい香りがする『Without You』、Ciara『Body Party』などで知られるMike Will Made Itプロデュースの『Do You Know What You Have?』、Frank Oceanが名を連ねた怪しさと美しさが同居した感じのミディアム・スロウ『Scared Of Beautiful』、坂本龍一「七人の侍 20XX」エンディング・テーマ使いの『Wish Your Love Away』(Mario Winans参加)、Rico Loveの名が確認できるミディアム・スロウ『Paint This House』と、計13曲を収録。

そして本作はデラックス・エディションということでさらに4曲が追加収録されており、合計17曲というボリュームになってます。追加されてる曲もDanjaプロデュースの『Can You Hear Me Now?』やMike Cityプロデュースの『Music』などもあり好曲ぞろいですよ。

シングルだった『Wildest Dreams』のみならず、アルバム全体をとおしても最初は地味な印象を受けたけど、聴き重ねるたび好き度が増して今は気に入ってます。ここ数年のR&B/HIP HOP界は以前ほど賑わってなく生き残るのが大変そうだけど、Brandyにはがんばってもらいたいなぁ。