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このルックスで歌って踊れて、そのうえ曲まで書けちゃう、まさに才色兼備の女性アーティストTinasheのデビュー・アルバム『Aquarius』(国内盤)について。彼女が踊れるのは重々承知してたつもりでしたが、先月公開された『Company』のPVを見て、そのダンススキルが本物で類い稀なる才能であることを再認識しました。ということで歌って踊れるアーティスト好きの俺のハートを再度鷲掴み。Tinasheちゃん!一生ついていきます!(大袈裟)

そんな彼女が2014年にリリースした本作。特にファンじゃない人はTinasheといえばChris Brownとの『Player』や、水着姿がまぶしかった『Superlove』などの、ちょいアイドル寄りのキャッチー&ダンサブルな印象が強いかもしれないけど、このデビュー・アルバムにそういう曲は皆無。

帯に書かれてる言葉を借りると「アンビエント感の漂うセンシュアルなサウンド」で構成されてるんですよ。あと付け足すなら"ダーク"という言葉も合うかも。歌って踊れる若い女の子のお披露目アルバムでこの内容は結構リスキーだなと思ったけど、Tinashe本人が曲作りに深く関与しアルバム・プロデューサーも務めてるので、この方向性は彼女自身が望んだものなんでしょう。

曲を見ていくと、まずはヒットを記録し話題になった『2 On』から。プロデュースはRihanna『Needed Me』を手掛けたDJ MustardでSchoolboy Qのラップをフィーチャー。ダーク&バウンシーなトラックに乗るTinasheのひんやりとした歌声も◎なうえ、途中Sean Paul"We Be Burnin'"が飛び出すのもいいですね。シングルといえばA$AP Rocky客演の『Pretend』と『All Hands On Deck』もそうでした。前者は本作の中では比較的明るいというか、壮美で幻想的な魅力が感じれらる曲ですね。後者はクランキーなシンセが飛び交うフックが◎なダンスチューン。これ…クレジットを見てビックリしたんだけどStargateプロデュースなんですね。ちょっと意外。

他の注目曲はボーナストラック扱いの19曲目『Watch Me Work』。この曲の歌声というか歌い方がめっちゃRihanna似で最初聴いたときビックリしました。こういう歌い方も出来るんですねぇ。あとRihanna『Work』でおなじみのBoi-1daプロデュースの〆曲『Vulnerable』(Travis Scott客演)もひたすらダークで好きです。

前述したとおり本作は「歌って踊れる若い女の子のアルバム」というよりも、セクシーだったりアンビエントの要素が感じられる内容になってるので、キラキラしたポップでキャッチーなノリが好きな人は拒否反応出ちゃうかもしれません。が、アンビエント系が好きな人や、Timbaland時代のAaliyahのようなダークなサウンドにクールな歌声がのる感じがツボな人はハマる可能性大だと思いますよ。