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『This Is How We Do It』などのヒットで知られる男性R&BシンガーMontell Jordanの4thアルバム『Get It On...Tonite』について。Montellといえば先述のSlick Rick"Children Story"使いの『This Is How We Do It』や本作収録の『Get It On Tonite』などのシングル・ヒットが有名ですが、ソングライターとしての才能もあり、Sisqo『Incomplete』やDeborah Cox『Nobody Supposed To Be Here』などのヒット曲を生み出したことも忘れちゃダメですよね。

そんな彼が1999年にリリースした本作。俺の記憶が確かなら売上げはミリオンを突破してたはず。シングルは『Get It On Tonite』と『Once Upon A Time』と…あとなんかあったっけ?『Get It On Tonite』はClaudja Barry"Love For The Sake Of Love"をサンプリングしたスムース・ナンバーで、当時のビルボード・チャートでTOP3ヒットを記録。『Once Upon A Time』はShep Crawfordプロデュースによるラテン風味の哀愁バラード。途中で曲調が変わるところもおもしろいですね。

個人的に本作はサンプリング技を使った曲の印象が強く、Lil' Kim『Big Mama Thang』と同じSylvester"Was It Something That I Said"をモロ使いした『Come Home』、Goodie Mob"Thought Process"を使った『What's It Feel Like? (Is It Good?)』あたりは一聴しただけで頭に残ります。あとサンプリングとは違うけどPhil Collinsのカバー『Against All Odds』も名曲中の名曲なので否でも応でも耳に残りますね。

他もみていくと、女性コーラスとの掛け合いが◎な『Everybody (Get Down)』、ピコピコ感(チキチキ感)のあるちょい近未来的なサウンドがアクセントになった『Can't Get Enough』、『Why You Wanna Do That? (Ooh Girl)』、シングル『Once Upon A Time』に通じる哀愁系ラテン・ナンバー『Maybe She Will』、女性シンガーTyler Parrisと水滴音が配された濡れたトラック上でデュエットした『Time To Say Goodbye』、Lockdownをフィーチャーした琴線に触れること絶対のセツナ系ミディアム・スロウ『Let's Cuddle Up』など、全体を見渡すと落ち着いたミディアム系の楽曲多めの内容になっています。

でも隠しトラックやインタールードも込みとはいえ全19曲もあるので、中盤か後半あたりでちょっとダレがくるのは否めないかなぁ。好きな曲をピックアップして聴く分にはなんら問題はないんですけどね。