『My Name Is』など、多くのヒット曲をもつデトロイト出身の白人ラッパーSlim ShadyことEminemの2ndアルバム『The Marshall Mathers LP』について。Eminem自身はそれほど好きというわけではないけど、Dr. Dreが手掛ける曲が好きなのでアルバムは結構もってたりします。
ここ数年彼がどういう活動をしているのか詳しくはないのですが、たまに娘さんが美人だなんだと話題になったりしてますよね。「どんな顔だったかな」と画像検索して見たけど、たしかに美人ですね。将来は父の影響でラッパーになったりは…ないか。
本作は2000年にリリースされたもので、シングルは『The Real Slim Shady』、『The Way I Am』、『Stan』などがカットされました。この中で好きなのは『The Real Slim Shady』と『Stan』の2曲。前者はDr. DreとMel-Manがプロデュースしたトラックがとってもキャッチーな1曲。リリックに関してはちょっと「…」な部分もあったりするけれど、気づいたらリピートボタン押しちゃってるくらい病み付き度は高いですね。後者はイギリスの女性シンガーDidoを招いた歌モノで、彼女の楽曲『Thank You』をサンプリング。フックとかモロ使いなので『Stan』が好きな人は『Thank You』もチェック推奨です。
お次はアルバム曲について。先述したとおりDr. Dreがプロデュースした曲が好きなのでDre曲を中心にみていきますね。『The Real Slim Shady』と同じくトラックとフックがキャッチーでいい『Kill You』、RBXとSticky Fingazをフィーチャーしたゆったりハード系『Remember Me?』、こちらもBPM遅めで粘着性強めの『I'm Back』、参加してるメンツがDr. Dre、Snoop Dogg、Xzibit、Nate Doggと豪華すぎてヤバい『Bitch Please II』など、どれも期待を裏切らない出来で◎。
他も好曲多数で、Dina Raeが客演してるけど合いの手程度であまり出番はない感じの『Drug Ballad』、ラップというよりドラマを見てる(聞いてる)ような気持ちになる『Kim』、そしてタイトルを叫ぶフックがインパクト大な『Criminal』など、スキットも含めると全18曲と聴き応えはありまくりです。
個人的にEminemのアルバムは1枚通して聴くとちょっと疲れちゃうんだけど、本作も例外ではなく同じ。だけど好きな曲をピックアップして聴く分には問題なしというか、胃もたれすることなく聴けるのでノープロブレムです。