Destiny'sChildalbum

歌姫Beyonceが所属していたことで知られるガールズグループDestiny's Childのデビュー・アルバム『Destiny's Child』について。若い子のなかには「Destiny's Childは3人組では?」という子もいるかもしれないけど、初期は4人組でBeyonce、Kelly 、La Tavia、Le Toyaという面々でした。メンバーの脱退&加入について語ると長くなるので割愛しますが…みなさん忘れてませんか?短期間だけどFarrahというメンバーがいたことを(笑)

さて、本作は1998年リリースで、当時COLUMBIA RECORDSが"YOUNG SOUL POWER"と題して彼女たち、Jagged Edge、Kimberly Scottの3組をデビュー&プッシュしてたんですよ。で本作にはその3組の一押し曲を収録したボーナスCDが付属しています。ということで一応"2枚組み"ということになりますね。これは初期に生産された盤だけだとしたら…今となってはちょっとレアかも?

内容に移ります。本作といえば、やはり彼女たち初のヒットとなった『No, No, No Part 2』だと思うんです。Wyclef Jeanがプロデュースのみならず客演でも参加した力作で、キャッチーだしヒットしたのも納得。なんですが、個人的には原曲である『No, No, No Part 1』を推したい!HIP HOP色強めのPart 2とは違い、しっとりとした肌触りのスロウ・ナンバーで、当時の彼女たちにとってはとても大人っぽい曲だったかもしれませんね。購入当時は俺も若かった(10代)のでノリのいいPart 2が好きだったけど、ある程度年齢を重ねてからはPart 1の方がしっくりくるというか好んで聴くようになりました。

俺のように『No, No, No Part 1』が好きな人は、Tony! Toni! Tone!のDwayne Wigginsプロデュースの『Second Nature』、『Bridges』、『Killing Time』、『Birthday』、Tim & Bob作の『Tell Me』、品よくテンション上げてくれる感じの『Show Me The Way』、Lionel Richieがいたことでも知られるCommodoresのカバー『Sail On』、そして『My Time Has Come』あたりも気に入る可能性大。

逆に『No, No, No Part 2』好きの人には、Jermaine Dupriプロデュース&客演の『With Me Part I』、Master Pのラップをフィーチャーした『With Me Part II』、Wyclef & PrasのFugeesコンビが参加した『Illusion』などいかがでしょうか。

久しぶりに聴いて思ったのは、当時の彼女たちにしては大人っぽい曲調のものが多いなと。レコード会社の意向や、当時の流行がそうだったからというのもあると思うけど、ある程度歌える子たちじゃないとこの内容は無理ですよ。あとTony! Toni! Tone!のDwayne Wigginsを中心に、FugeesのWyclef Jean、そしてTim & Bobと人選もなかなか渋いですよね。うーん、いろいろスゴいぞ。ということでこれ…彼女たちのオリジナル・アルバムの中で一二を争うくらい好きかもしれない。

Destiny's Child
Destiny's Child
Sony
1998-02-19

Thank you for your support!
 にほんブログ村 音楽ブログへ