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双子のCasey兄弟とKyle Norman、Richard Wingoの男性4人からなるR&BグループJagged Edgeのデビュー・アルバム『A Jagged Era』について。彼らといえば先日NEWアルバム『Layover』を7月リリース予定と発表されましたよね。最近の彼らの曲はクオリティが少々微妙だったりするので購入するかどうかちょっと迷うところですが、なんだかんだ言ってもファンだから多分買っちゃいそうな気がします。

そんな彼らがJermaine Dupri率いるSO SO DEFから1997年にリリースした本作。先日アップしたDestiny's Childのデビュー・アルバムの記事でも書きましたが、当時彼らとDestiny's Child、そして少女シンガーKimberly ScottのCOLUMBIA RECORDS所属の若手3組が"YOUNG SOUL POWER"と題してプッシュされていて、それぞれのデビュー・アルバムに3組の一押し曲を収録したボーナスCDが付属してたんですよ。なので本作も一応"2枚組み"になります。

内容をみていくと、前述したとおり本作はSO SO DEFのドンでヒットメーカーであるJermaine Dupriががっつりプロデュースを担当。彼らのお披露目曲でもあったデビュー・シングル『The Way That You Talk』は、そのJDとフィメール・ラッパーDa Bratの援護射撃が効いた夜系のHIP HOP寄りナンバー。どちらかというと地味目な曲だけど、聴くほどに味が増す感じで個人的には好きだったりします。

シングルつながりでいくと極上スロウ『I Gotta Be』も2ndシングルでしたね。この曲聴いたことありますか?これ…個人的にめっちゃ好きでして、彼らの代表曲である『He Can't Love U』、『Let's Get Married』、『Promise』と同じくらい美しく上質だなと思っていて、何回聴いても必ずノックアウトさせられちゃいます。未聴の人はぜひチェックしてみて下さいね。

上の方でも書いてますが、先日Destiny's Childのデビュー作をピックアップし、そのときに「大人っぽい曲が多い」と書きました。それは本作も同様で、全体的に夜っぽいしっとりとした曲が多く収録されています。例外でというか、個性派ラッパーBusta Rhymes参戦の『I'll Be Right There』や、ラップやスクラッチをちりばめたアップ『Ain't No Stoppin'』なんかもありますが、比較的おとなしめのアゲ具合(なんやそれ)なので「アルバムの雰囲気を壊してる」なんてことはありません。

ということでオープニングナンバー『Slow Motion』を筆頭に、『Addicted To Your Love』、『Wednesday Lover』、『Funny How』、『The Rest Of Our Lives』、『Ready & Willing』と、どの曲も安心して身をゆだねることができるミッド〜スロウばかりで非の打ち所は一切なし。

久しぶりに1枚通して聴いたけど全体的に統一感もあるしいいですね。言わずもがなだけど歌声もセクシーかつパワフルで、心も下半身も反応してまうわー。…って、いろいろとっ散らかっちゃったので総括すると、夜っぽいミッドやおとなしめの曲が苦手な人は拒絶反応でちゃうかもしれないけど、そうじゃないR&B/SOULファンは一聴の価値あり。20年前の作品だけど名盤は色褪せないのだ。

A Jagged Era
Jagged Edge
Columbia
1997-10-27

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